◆◇福島市立笹谷小学校◇◆
◆◇福島市立笹谷小学校◇◆
1月30日(水)、公益財団法人福島法人会より多田憲司様を講師に迎え、6年生子どもたちの「租税教室」が行われました。ちなみに多田憲司様は5年生の多田雅大くんのお父さんです!
多田先生の「税金ってなんだろう?」という問いかけに、「税金って国や地方に納められているんだな」「私たちも買い物のときに品物の代金と一緒に消費税を払っているんだね」と、子どもたちは税金の種類やしくみについての説明に興味津々。税金の大切さを学ぶことができるアニメを視聴したあとは、福島市内にあるたくさんの施設を例に挙げ、「税金はどんな施設・設備で使われているのか?」という課題に対しては、「市役所や公民館を建てるのに税金が使われているけど、銀行やスーパーには税金は使われていないね。」「建物だけでなく道路や橋も税金が使われているよ」と、税金は多くの人が必要とする公共的な事業に使われることを学んだ子どもたちでした。
授業の後半は〇×クイズ!間違えた時点で失格。最後の問題まで生き残った者の勝ちというルールで、子どもたちは大盛り上がり!このような問題が出されました。
「1年間に100万円のお小遣いをもらうと税金がかかる」⇒×(110万円以上だと贈与税)
「税金の使い道は裁判で決められている」⇒×(市や国の議会)
「宝くじの賞金には税金がかかる」⇒×
「税金を納めるのは20歳になってからである」⇒×(ふだんの買い物でも消費税がかかる)
授業の終わりには、「この教室にいるみなさんが入学してから卒業するまで教育にかかる税金は一億円以上になります」というお話に「えー、そんなに!」「かかりすぎ~」と、どよめく子どもたち!一億円のレプリカ(見本)を見せられると「それ、持ってみたい」と教壇に一斉に駆け寄る子の姿も・・・。
45分という短い時間でしたが、子どもたちは「税金って、私たちの生活を支えるために必要なお金なんだ」「みんなで出し合う会費のようなものだよね」「憲法で納税は国民の義務って定められてる」と、税金について理解を深めることができました。多田先生、たいへんお世話になりました。ご指導ありがとうございました。
1月28日(火)朝の時間は、登校班反省会がありました。12月の反省会が13日(金)でしたので、久しぶりの顔合わせとなりました。
笹谷小学校では月1回、登校班が集まり、反省会を行っております。1ヶ月を班全員で振り返り、集合のしかたはどうであったか、登校のしかた(歩き方や速さ、横断歩道の歩き方など)はどうであったか、あいさつはどうであったかなどを反省します。
「〇〇さんはいつも遅れてくるので気をつけてください。」
「〇年生どうし固まって歩いて、列からはみ出しているのは危ないと思う。止めないと・・・。」
「班長がきちんと列の前と後ろを見てくれているから、小さい子は安心だと思う。」
「大きな声であいさつをする人とそうでない人がいる。班全員が大きな声であいさつしなければ。」
1学期の頃はあまりお話しなかった低学年の子どもたちも3学期を迎えるとなかなか立派な感想や意見を発表する姿が見られるようになりました。班長や副班長もしっかり気を引き締めなければいけません。
保護者や地域のみなさまには、朝の旗当番、見守り活動に本当にお世話になっております。おかげさまで、今日まで大きな事故や怪我もなく、子どもたちは安全に登校することができております。感謝です。
1月25日(土)10時30分より,合奏部による「令和元年度ありがとうコンサート」を,本校体育館にて開催し,保護者,地域の皆様への一年間の感謝の気持ちを込めて演奏を披露しました。
コンサートは第1部『吹奏楽部オリジナル曲ステージ』(全員によるコンクール曲の合奏)から始まり,第2部『アンサンブルステージ』(少人数グループによる合奏)そして第3部『ポピュラーステージ』(話題曲の披露)という内容で行われました。コンクールで演奏した大曲「西遊記~天竺への道」のほか,「アフリカンシンフォニー」「たなばた」「津軽海峡」「ハナミズキ」「パプリカ」「栄冠は君に輝く」、そして笹谷小定番の「宝島」「青春の輝き」のアンコール曲も含め計12曲演奏しました。合奏部員25名が音楽愛や感謝の気持ち、一年間を振り返っての様々な思いを音色に込めて体育館いっぱいにすばらしい演奏を響かせました。皆様からの温かい拍手をいただき,子どもたちも嬉しい思いに包まれました。
お寒い中,会場にお越しいただきましたこと,そして,今年一年間活動に際し,多大なるご支援とご協力をいただきましたことに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
なお,2月23日(日)には,13時30分より「こむこむ館」にて,笹谷小合奏部による「こむこむコンサート」を行われます。お時間がございましたらぜひお出かけください。
教養委員16名のみなさまが参加し,本校図書室にて図書整備活動が行われました。
まず,本の修理の仕方を確認しました。本の傷み具合が1冊ずつ違うため,1冊ずつ丁寧に修理することを心がけて作業をスタートしました。修理の道具・用具をそれぞれ揃え,3グループに分かれて作業を進めました。特に百科事典や図鑑の修理は,ページがはずれていたり,背表紙が傷んでいたりしたので修理するのに苦労したようでした。アメニティテープで貼るだけでなく,ボンドを使ってクリップで止めるなど,一冊一冊ていねいに修理を行いました。
委員さん同士,声を掛け合って作業を進めるなど和やかな雰囲気のもと熱心に作業が進み,修理完成した本は,全部で72冊でした。修理した本は,早速配架しました。
「昼休みに間に合いましたね。」「この直した本を手に取ってくれるかしら。」「驚いたり、喜んだりする顔が浮かびますね。」
委員さんたちからは,本を手にした子どもたちの表情や声を想像する声が聞かれました。
学校の図書の環境がまた一段と整ったこと、とても嬉しく思います。教養委員のみなさま,午前中2時間にも及ぶ図書整備作業ほんとうにありがとうございました。
1月22日(水)、3年生が社会科学習の一環として福島消防署と福島県警本部の見学に行ってきました。
消防署では、消防自動車、防火服や道具にたくさんのひみつがあることがわかりました。消防士のみなさまが防火服にすばやく着替える様子や、はしご車のはしごが目の前でぐんぐん高く上がる様子も見せてもらい、子ども達は歓声を上げていました。
警察署では、警察の様々な仕事をクイズ形式で教えていただいたり、警察官が持っている手錠や警棒、警察手帳を実際に見せていただいたりして、楽しく学習しました。警察官の制服や帽子を身に付け、警察官の気分も味わいました。また、通信指令室や交通管制センターも特別に見せていただきました。
見学を通して、子ども達は、自分たちのくらしを守ってくれている消防や警察の仕事に関心を高め、働いている方々への感謝の気持ちももつことができました。見学して分かったこと、感じたことをもとに、社会科の学習でさらに学びを深めていきます。
1月の17日(金)と21日(火)の2日間をかけて、桑折町の桃山房窯の鈴木様を講師に迎え、6年生の子どもたちの「卒業制作陶芸教室」が行われました。
笹谷小学校では、毎年この時期に卒業記念品として絵皿を制作します。子どもたちはこの日のために、どんな形にしようか、どんな模様にしようかと、自分のオリジナルなデザインをアイディアスケッチにまとめてきました。そのアイディアスケッチを机の上において、丸い粘土を平らに広げて皿を作っていきます。「うわっ、削りすぎちゃった」「ここは茶色になるように仕上げたいな」「上手に文字を入れられたよ」「○○さんみたいに、だ円形に変えてみようかな」竹ぐしや竹べらの使い方が思うようにいかずに悪戦苦闘する子、焼きあがると茶色と黒色とピンク色になる3種類の粘土を上手に組合せながら模様や文字を皿に描いている子、友達の作品を参考にアレンジを加える子など、どの子も思いや願いを込めて絵皿づくりに取り組んでいました。
1クラス90分の作業工程でしたので、図工室で集中して取り組んだ「陶芸教室」。講師の鈴木先生には丸一日、一人一人丁寧に指導していただき心から感謝申し上げます。ありがとうございました。本日出来上がった作品は、このあと乾燥させ、素焼きした後、うわ薬をかけて本焼きして、およそ1ヵ月後には完成。卒業への思いが込められたそれぞれの完成品が待ち遠しいです。鈴木先生、お世話になります。よろしくお願いします。
1月15日(水)から16日(木)にかけて、ささのは&かしのみの子どもたちが宿泊学習に行ってきました。2日間、あだたら高原スキー場でスキー教室を体験してきました。
スキー教室のインストラクターの先生方は、「下を見ないよ、前のほうを見て。」「転ぶのは当たり前。転んで転んで上手になっていきます。」「スキー板を八の字にしてすべりますよ。」「もっと力を抜いて。リラックス~!」と、子どもたち一人一人にタイミングよく声をかけたり、手を貸したりしてくださいます。また、スキーの得意なかしのみ1組担任のM先生も「転び方も勉強。こういう風に上手に転べばけがはしないよ。」「おしりを落とさないよ。頭を前に~。」という具合に、1年生の子どもたちや怖がっている子どもたちに的確なアドバイスを投げかけます。
最初は恐る恐る滑っていた子どもたちですが、時間が立つにつれて、「ワアオ~」と声を発しながらスピードを楽しむ子、「先生、左は曲がれるんだけど、右は難しいんだ」と苦手克服のために1回1回自分の滑りを確かめる子、「この道具ってスゴイね。八の字のまま滑れるもんね」とインストラクターの先生から借りたスキー板の先端をつなぐ器具(コネクター)の性能を実感している子など、自分から進んで練習に取り組む姿が増えてきました。
2日目は、1日目よりも勾配がある長い斜面を利用したチャレンジ練習、そして1日目と同じ場所で復習の練習に挑戦した子どもたち。この日は快晴&無風、ゲレンデの気温が6℃という絶好のコンディション!「気持ちいい」「スピードが出る~」と思い思いの滑りを楽しんでいました。ほぼ貸切状態だった1日目に比べて、いろいろな学校の児童や生徒が集まり、活気で賑わうスキー場の雰囲気も満喫できた子どもたちでした。
笹谷地区青少年健全育成推進会では毎年、青少年が心身ともに健やかに成長するとともに、明るく元気な家庭や地域を築いていこうという願いをもとに「社会や家庭を明るくする標語」啓発運動を推進しております。今年の応募作品は、小学生の部が198作品、中学生の部が31作品、保護者の部が63作品の計292作品が集まりました。12月9日に審査会が行われ、それぞれの部で最優秀賞1点、優秀賞2点の計3点が選ばれ、1月9日に表彰式が笹谷小学校の校長室で行われました。
各部門の入賞作品は以下のとおりです。
<小学生の部>
最優秀賞「ささやっ子 目を見てあいさつ ワンチーム!」(笹谷小5年 T・Mさん)
優 秀 賞「ともだちや 家ぞくのえがお たからもの」(笹谷小4年 Y・Yさん)
優 秀 賞「ゆずり合い みんながやれば 明るい未来」(笹谷小6年 I・Nさん)
<中学生の部>
最優秀賞「今日の失敗 悔やむより 明日の成功 願うべし」(信陵中3年 H・Hさん)
優 秀 賞「よく考えて 相手の気持ちと ことばの重み」(信陵中1年 T・Yさん)
優 秀 賞「悩んだら 家族に相談 助け合い」(信陵中2年 M・Aさん)
<保護者の部>
最優秀賞「スマホ見ず 子どもの笑顔 みつめよう」(笹谷小保護者 H・Kさん)
優 秀 賞「家族との 思い出ふやす ノーメディア」(笹谷小保護者 Y・Mさん)
優 秀 賞「思いやる 気持ちでつながる 人と人」(信陵中保護者 K・Mさん)
表彰式では受賞者のみなさんから、作品への思いや願い、作品が出来上がるまでのエピソードなどを披露していただきました。今年は、「あいさつ」「思いやり・親切」「家族とのふれあい・家族愛」「勤勉・努力」など、さまざまなテーマの作品が寄せられました。どの作品も魅力的で力作ぞろいし、審査員のみなさんが審査に悩むなか選ばれた9名のみなさま、受賞おめでとうございます!
最優秀賞の3作品はポスター(B4サイズ)として、笹谷地区の全戸に1月末日ごろ配付します。各ご家庭でぜひ目のつくところに貼ってご覧いただきたいと思います。
2020年1月9日(木)に学校薬剤師の矢吹先生を講師に迎え、5年生の子どもたちの「薬物乱用防止教室」を行いました。
講師の先生のお話から、薬物とはシンナーや覚せい剤のように依存性を高め、身体を壊してしまうものだと知った子どもたちは、なんとお酒も薬物の仲間だと知りびっくり仰天。「お父さん、晩酌してるけど・・・。」「大人はみんな飲んでいるでしょ。」などの声。
矢吹先生からは子どもの時期に飲酒すると①体の成長が遅れる②骨の成長に影響がある③脳の細胞を壊す、また、アルコール依存症になるリスクがあるというお話。「身長が伸びなくなる!ショックだあ。」「アルコール依存になると、あんなに脳に隙間ができちゃうのかあ」とスクリーンの図や写真を見つめる子どもたちからの声。
薬物のもう一つの仲間、たばこについては、タールやニコチン、一酸化炭素といった有害物質が含まれていること、肺がんのリスクを高めること、副流煙が周囲の喫煙していない人々の身体へ悪影響を及ぼすことを学びました。「運動が続けられるよう、たばこは絶対吸わない!」「おじいちゃんに部屋の中で吸わないように注意してみる。」などの声。
今回の授業で、子どもたちは飲酒と喫煙の健康被害について理解を深めることができました。実際の生活場面では、ご家庭での実践がとても大事です。この機会に、ご家庭でもお子様に復習、また親子の話し合いの場をもっていただければ幸いです。
2020年1月8日(水)は第3学期の始業式。新年を迎え、子どもたちと元気なあいさつを交わすことができました。
始業式の福士校長先生のお話の中で
「一人一人、めあてを持って取り組みましょう。勉強をがんばりましょう。」
「身体を鍛えましょう。業間マラソン、なわとびを続けましょう。」
「何事にも進んで挑戦しましょう。自分に自信をもって!」
「あいさつをしましょう。明るく、元気よく、相手の目を見て!」
「干支は言えるかな?子、丑、寅、卯、辰、巳、・・・。子(ねずみ)年は干支の最初。物事の始まり。スタートラインに立ち、新鮮な気持ちで一歩一歩進んでいく年にしていきましょう!」
「今年日本で開かれるオリンピック・パラリンピック!たぶん生涯で一度の機会。オリパラについて見たり聞いたり調べたりして大いに学んで欲しいです。」
というお話がありました。
冬休みは大きな事故やけがもなく過ごせましたこと、保護者のみなさまには感謝申し上げます。ありがとうございました。
今日から3学期!登校日50日という短い3学期ではありますが、子どもたちの安全・安心な教育環境を整え、1年間のまとめの指導に教職員一丸となり、「チーム笹谷」そして「情熱教職員」で取り組んでまいります。昨年同様、保護者のみなさまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
2019年12月21日(土)、笹谷地区健全育成推進会の恒例行事となった『ミニ門松づくり』が笹谷小学校体育館で開催されました。
今年は児童(園児も含む)45名、保護者37名、計82名の参加者!育成推進会の役員スタッフの方々を合わせると、なんと96名が会場に集結し、門松づくりを楽しみました。竹、梅、南天などの材料はすべて笹谷地区のみなさまからの協賛。また、土台となる畳座は地元の畳屋・菅野畳工業所さんによる大盤振舞いのご提供。なんと、今年は一世帯2個までOKという品揃え!
参加した親子のみなさんは、のこぎりで切り取った竹を紙やすりできれいに磨いて、シュロ縄できっちりと畳座に固定するという作業を続けること、およそ1時間半!お店では売っていない、お店では買えない、この世に唯一無比のオリジナル門松の完成!できあがった門松をお互いに称賛し合いながら、笑顔と笑い声に包まれる親子のお姿があちこちで見られました。
最後はステージに勢ぞろいして記念撮影。令和元年記念すべき、みんな大満足のミニ門松づくりでした。
2019年11月16日(土)の土曜授業日に、児童会行事の「創立記念なかよし集会」が行われました。児童会代表委員長のさんW.Hさん(6年)によるあいさつと福士校長先生のお話のあと、代表委員会による「学校クイズ」大会が行われました。クイズ大会は、笹谷小学校に関する問題が10問、3択で出題され縦割り班で協力して解答するというものです。次のようなクイズが出題されました。
1 笹谷小学校で使用している教室の数は?
2 笹谷小学校にいる先生の数は?
3 笹谷小学校の全児童数は?
4 笹谷小学校の給食で出る牛乳の名前は?
5 笹谷小学校に登校する日はあと何日か?
6 笹谷小学校のもとになったお寺の名前は?
7 笹谷小学校のシンボルかしの木は何本?
正解が出されるたびに一喜一憂する縦割り班の児童とその様子を見ながら出題を楽しんでいる実行委員が一体となって会場を盛り上げ、クイズ大会は大盛会となりました。
ちなみに創立記念日は12月20日!笹谷小学校は今年で146歳を迎えました!
2019年10月26日(土)に学習発表会が行われました。
元気いっぱいの1年生12名による開会のことばで学習発表会がスタート!このあとは、それぞれの学年が今までの練習の成果を存分に発揮した演技を披露しました。
4年生86名による創作劇「ほんとうの宝物」
1年生89名による創作劇「パレットの中は大さわぎ」
3年生101名による総合表現「101ぴきのはらぺこあおむし」
合奏部25名による吹奏楽「Welcome to Music Party」
5年生73名による創作劇「さるかに外伝」
2年生86名による総合表現「すてきな野さいたち」
6年生83名による創作劇「Treasure~ぼくが見つけたもの~」
劇あり、音楽あり、ダンスありというバラエティ豊かなかつエネルギッシュな笹谷小学校全児童によるパフォーマンスに、会場の保護者及び地域の皆様からはたくさんの声援や拍手をいただきました。今年も児童の生き生きとした表情や動きが発揮された学習発表会となりました。
本校では「心豊かなたくましい子どもの育成」という教育目標を具現化するために、学校経営方針の一つに「ユニバーサルデザインの視点を生かし、誰もがかけがえのない一人の人間として尊重される楽しい学校づくり」ことを掲げ、ユニバーサルデザインの視点を生かし、一人一人が主体的に学び、「わかる・できる授業」の実現をめざして授業研究を行っております。今年は国語科の物語文を教材として、教師の発問の吟味をテーマにして研究を進めています。
9月25日(水)は今年度2回目となる、6年3組の学級で国語「海のいのち」の授業研究会を行いました。今回の授業研究の課題は「子どもが問いや思い・願いを持ち,主体的に学びに向かう課題設定になっているか」と「友達の考えを主体的に聞き,考えをまとめたり広げたりすることができる発問になっているか」の二つです。授業者のI先生は、一つ目の課題に対して「作品を読み終えて、子どもたちから出された疑問から作り上げた課題を取り上げる」を、二つ目の課題に対して「主人公の気持ちが変化する前と後の場面を取り上げ、主人公の気持ちを変えたのは何かを問う」といった学習内容を授業に位置づけました。
N先生「○○さんや△△さんが疑問に思った『なぜ、クエに<また、会いに来ますから…>と言ったのか』をみんなで考えて見ましょう」
N先生「クエをおとうのかたきだと思っていた太一が、ここでは死んだおとうのかわりと思っているよね。何が太一の気持ちを変えたのでしょう?」
N先生の投げかけや問いかけに対して、一生懸命に自分の考えをつぶやいたり、発表したりする子どもたち。授業が進む中、子どもたちの考えが広がり、深まっていきます。
授業後は授業を参観した全教職員が集まり、授業の内容や方法について全員で協議します。今回は市教育委員会の指導主事のK先生を講師としてお招きし、研究協議会を行いました。K先生からは「めざす子ども像を明確にすること」「単元を貫く言語活動を展開すること」「ことばに着目した(こだわった)授業づくりを工夫すること」等についてご指導をいただきました。たいへん充実した研究協議会となりました。
笹谷小学校の子どもたちの学力向上のため、さらなる授業改善をめざし、全教職員一丸となって、今後も授業研究を継続してまいります。
9月24日(火)3年生の子どもたちが,森林環境学習のため大玉村の「フォレストパークあだたら」に行ってきました。心配された台風の影響もなく,6名の森の案内人の皆さんにご指導いただき,雨上がりの森で楽しく学習することができました。
「これはドングリ。この丸いドングリはクヌギ、この楕円形でラグビーボールみたいなのはコナラ。ブナの木の仲間のナラとかカシとかの木の実をドングリって言うんだよ。」
「みんなの住んでいる笹谷は土地が低いけど、ここは高い場所だから、もう紅葉している葉が多く見られるね。このカエデの仲間やウルシの仲間の木の葉は秋になると葉が落ちる前にどんどん赤くなっていくんだよ。」
「サクラ前線は暖かい南の地方から始まって北へ進むけど、紅葉前線はその逆。秋の季節が早い北海道から始まって南に進んでいくんだ。」
森林散策では,森を歩きながら,いろいろな木の実や葉について教えていただいたり,池のそばで虫を探したりしました。いのししが餌を探して荒らした地面や,もぐらの穴などを見つけ,普段見ることのできない植物や動物について学習することもできました。
「この木を使って世界に一つしかない置物をつくってみよう!」
「やすりがけをすると、こんなにツルツルになるんだよ。」
木工クラフトでは,間伐材を使って,カメやウサギ、鳥などの置物を作りました。パーツをやすりでツルツルにしてから思い思いに組み合わせ,自分だけの作品を作ることができました。「9つのパーツを組み合わせて,自由な発想で作った子どもたちに,驚かされた。」と森の案内人の方々が,お話されていました。
4年生は,社会科で,ごみの処理や環境問題について学習しています。9月19日(木)に,福島市環境課環境企画係の小室さん,ごみ減量推進課清掃指導係の髙野さん,丹野さん,横山さんを講師にお招きし,クールチョイス・ごみ分別体験教室を行いました。
始めに,小室さんから「クールチョイス=賢い選択」の説明をしていただき,地球温暖化を防止するために,こまめに電気を消したり,3R(リユース・リデュース・リサイクル)を心がけて生活したりすることの大切さを教えていただきました。
また,横山さんからは,福島市の1人当たりのごみの排出量が,人口10万人以上の都市で全国ワースト3位であることや,ごみを処理するのに莫大なお金が使われていることを教えていただきました。
髙野さんには,パンフレットをもとに,ごみの分別の仕方を詳しく教えていただきました。
みなさんの説明のあと,いよいよペットボトルの分別や,ごみ収集車にごみを投げ入れる体験!ペットボトルは,キャップとラベルをとってプラスチック用の袋へ,容器は潰して袋へ。「いままで潰さないで捨てていたから,家でもやろうと思う。」「ペットボトルを潰して捨てると,ごみ袋の節約にもなるね。」と意欲が高まりました。
また,実際にごみ収集車を目の前にし,各自持参したごみを投げ入れると,回転してごみが車の中へ!「こんなふうにごみを集めているなんて知らなかった。」と子どもたちからは大きな歓声が挙がりました。
ごみ問題や,ごみを減らすための取り組みを知り,一人ひとりが取り組んでいくことが大切だと気付くことができた子どもたち。これから4年生は,講師のみなさんに教えていただいたことを忘れずに,学校や家庭,地域で,ごみを減らす取組やエコ活動への呼びかけを進めてまいります。
9月13日(金)に福島北警察署のスクールサポーター渡辺さんを講師にお招きし、不審者対応訓練(防犯訓練)を行いました。この訓練は、子どもたちに不審者が学校に侵入したときの心構えや安全な避難方法を身につけさせるために毎年行われております。
講師の渡辺さんが不審者役となり校舎西側職員玄関から侵入するところから訓練がスタート。事務職員の報告を受けた教頭先生が校内放送で子どもたちと先生方に次のような緊急連絡!
「ス○○○チが出ました。危険ですので放送を静かに聞きなさい」
この「ス○○○チが出た」というの言葉は、笹谷小学校では「不審者が現れた」ということを意味するのは全校児童が知っております。(保護者のみなさま、「何が出た」という約束になっているのか、お子様にお聞きください。)
このあと不審者の動きを確認しながら、教頭先生が校内電話で各教室の避難誘導。同時に男性教職員がさすまたを持って現場へ急行し、北校舎1階にいる不審者に対応。南校舎の各階の教室に迅速に避難した子どもたちは、引き続き机や椅子でバリゲードづくり。しばらくして、男性教職員の連係プレーによりPTA会議室に閉じ込められた不審者。不審者侵入から約20分、校内が緊張感で包まれたひとときでした。どの子も真剣な表情で避難訓練に臨みました。
全体指導の場で①不審者に出会ってしまったら「イカのおすし」を実行すること②一人で家で留守番しているとき不審者から身を守るためには「いいゆだな」を実行すること③その他、帰宅時刻を守る、決められた道を通る、外出するときは何時に誰とどこに行くのか、いつ帰るのかを家の人に話しておく等、渡辺さんからは不審者対策についてご指導ただきました。その場でとるべき行動を語呂合わせて分かり易く説明をいただいたので、子どもたちも理解しやすかったようです。ぜひ、ご家庭でもお子様といっしょに「イカのおすし」と「いいゆだな」の復習、そして「我が家の不審者対策」について話し合いの場を設けていただきたいと思います。
「イカのおすし」
知らない人についてイカない
車に乗らない
大声を出す
すぐ逃げる
大人に知らせる
「いいゆだな」
家の鍵を見せて歩かない
家の周りを見てから入る
郵便受けを空にする
誰もいなくても「ただいま」
中に入ったらすぐ鍵かけ
1年生にとっては小学校はじめての水泳記録会!子どもたちはみな元気よく記録会に臨みました。
まず最初は,準備運動のあと,水慣れを兼ねて石拾いをしました。各クラス30秒間という短い時間でしたが,1つでも多く拾おうとがんばっていました。
次は,水中かけっこ。水泳学習が始まった頃に比べると,水を両手で大きくかいて水中を進むことができるようになりました。続いて,ビート板を使っての10m泳ぎ。「がんばれ!」「いける!いける!」という声援にバタ足にも力が入ります。最後まであきらめず泳ぎきったMさんに大きな拍手が送られました。
次は,ビート板なしの10m自由泳ぎ。足を着いてしまい残念がる子もいましたが,短期間での上達ぶりには目を見張りました。泳ぎ切った1年生の表情はとてもさわやかで嬉しそうでした。
そして,最後は25m自由泳ぎです。エントリーした子は13名。ひとかき,ひとかき完泳を目指しました。6名が,見事完泳!「すごい!すごい!」という歓声とともに,子どもたちから大きな拍手がわきました。
今日の大会を迎えるまで,保護者のみなさまにはお子様の体調管理等でたいへんお世話になりました。また、本日はたくさんの保護者のみなさまに応援においでいただきました。おかげさまで,子どもたちははりきって記録会に臨んでいました。ありがとうございました。
「シェイクアウト」とは「地震の揺れに備えろ!」という安全行動の掛け声をイメージした言葉です。
8月30日(金)の午前11時00分に、福島県全域で実施された地震防災訓練「シェイクアウトふくしま」に笹谷小学校も参加しました。
11時00分ちょうどに校内放送で地震避難訓練開始の呼びかけ。それから①まず姿勢を低くし②頭を守り③その場で動かないという指示。この指示のもと、授業中であった全校生が一斉に①から③までの行動を無言かつ迅速に実行!教室や理科室、PC室、ワークルームなどそれぞれの場所で授業中であった子どもたちは整然と行動することができました。
東日本大震災以来、笹谷小学校では定期的に地震対応訓練という訓練を毎月、子どもたちには予告なしで行っております。その積み重ねの成果が、今回の「シェイクアウトふくしま」での子どもたちの姿に反映されていました。高学年の多くの子どもたちが教室にいた担任の指示がなくても自主的に自分の身を守る行動が自然にできていました。
保護者のみなさまの中にも、ご家庭や職場で「シェイクアウトふくしま」に参加された方もいらっしゃったのではないでしょうか。ぜひ、ご家庭でもお子様と一緒に「我が家の防災」について①家の中にいて大地震が発生したときの行動②避難したときの連絡法や集合場所など話し合い、家族の約束を確認しておいてください。
8月29日(木)は2学期最初の放送朝会がありました。2,4,6年の代表児童の作文発表がありました。
2年生男子Sさんは、家族でディズニーシーに出かけジェットコースターを楽しんだこと、ご飯の支度やゴミすてなどお母さんの手伝いをしたこと、そして2学期は算数のかけ算をがんばることと給食を残さないというお話でした。4年生の女子Oさんは、家族で五色沼に出かけたことと信陵支所の夏祭りに行ったことの思い出、2学期は一日1時間集中して勉強することとお掃除のときの無言清掃「笹谷小のおそうじの約束:無言、てきぱき、すみずみを守る!」というめあてをがんばるというお話でした。6年生男子のSさんは、ワールドチルドレンベースボールフェアという8泊9日の野球合宿に参加してきたお話でした。世界のホームランキング、王貞治さんや一流のコーチたちと、毎日野球をしてきたこと、ファインプレーをして王さんにほめられたことが思い出になったそうです。
3人とも夏休みの出来事や体験を生かして2学期のめあてを具体的に抱いており、とても立派な作文発表でした。夏休み中に3人の児童が転入し、全校生518人でスタートした2学期!一人一人のめあてが達成できるよう、全教職員一丸となって学習指導&生活指導に励んでまいります。2学期もどうぞ、よろしくお願いいたします。
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