佐原小学校日誌

2024年1月の記事一覧

冬曙

冬曙(ふゆあけぼの)

冬至は過ぎましたが、まだお日様が昇る時間は遅く、子供たちの登校前に空が明るむ手前の夜明けを見ることができます。空が夜の色から青い天の色に移っていくのを目にすると一日が始まることを実感しますね。
こんな夜明けを冬曙(ふゆあけぼの)または冬暁(ふゆあかつき)といい、言葉を声にすると、なんとなく凛とした空気が漂ってくる感じがします。

さて、さばらっ子の2日目の様子は・・・
1時間目から教室をまわると、5.6年生は算数科の学習です。6年生の教科書をのぞくと、しあげに取り掛かっていました。これまで学習した総仕上げに入るようです。苦手な内容を克服させたいものです。

3.4年生は国語科。3年生は俳句、4年生は短歌の学習でした。先生の指示で、どちらもまず五・七・五などの形式をたしかめていたようです。字余りや字足らずに、どうしてと疑問を声にする子もいました。複式学級だと短歌と俳句が一緒に学べるので、この後はぜひ学年間の交流もできれば面白いですね。

そして、1.2年生教室を回ると、1年生は国語科?漢字やカタカナの答え合わせをしていました。カタカナの正しい表記を指導されていました。一方、2年生は課題が終わっていたようで、3学期のめあてを掲示できるように仕上げていました。

ゆっくりと、おだやかに、そして着実に第3学期の授業があけてきました・・・( *´艸`)

寒晴

今日から第3学期が始まりました。全校児童・教職員が学校に集うことができたことに心から感謝しました。

正月の元旦に起きた能登半島周辺の大地震に驚きました。福島に住む人は、東日本大震災の記憶が蘇り、その痛みやつらさを同じように感じたことと思います。震災の記憶や体験を忘れてはいけないことは確かですが、もっと忘れてはいけないのは、おだやかに過ごせるふつうの日々です。何気に過ごしていますが、水、電気、食料、燃料が問題なく手に入り、子どもたちが心配なく学校に通える日々です。そして、復興は、子どもたちの元気な姿があふれたときに実感することも福島の我々は知っています。能登の一日も早い復旧と復興を心から願いつつ、新学期の始まりに学校に集まり、また教室で活動できる日々に感謝して一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

寒中の晴天を「寒晴(かんばれ)」といいます。「か」「が」に変えると「がんばれ」です・・・