佐原小学校日誌

2023年11月の記事一覧

露霜

露霜(つゆしも)
今日で11月は終わり師走を迎えます。日に日に気温は下がっています。校舎近くの山並みは雲にかくれて見えませんが、おそらく露が凍って霜に覆われていると思います。晴れ間があれば白い光景が見えるかもしれませんね。

3校時、3.4年生が端末のアプリを使って佐原にいる生きものクイズをつくっていました。視覚的な効果も高めようと配色機能やアニメーション機能も生かしています。

先生は教えていません。いつの間にか子どもたちが工夫していました。子どもは大人より早く使えるようになることを実感する場面です。



そして4校時は、ALTとの外国語活動です。

英語ができる日本人もどんどん増えていくのでしょうね・・・( ^^) _abcde

さて、1階ホールにヒーターが置かれました。シルバータロウも寒いかな?(*''▽'')

 

木の葉雨

木の葉雨(このはあめ)

広葉樹の枝に残っていた葉も無くなってきました。昨日の午前中はとてもよい晴れ間でしたが、午後は一転して強い風が吹く荒れた天気になりました。
そして、今朝はたくさんの落ち葉が重なっているところがありました。木の葉雨(このはあめ)とは、葉が散りゆくことを雨にたとえた言葉です。木の葉時雨(このはしぐれ)とも言うそうで、閑寂な風雅を感じる言葉ですね。
でも視線を足元に向けると、アスファルト上に木の葉が葉が押し絵のように貼りついています。切り撮った画面にすると、かわいらしい雰囲気になりました。

さて・・今日も教室はどうかなと見て回ると、まず目についたのは6年生算数科のドットプロットと最頻値(@_@)

少し前から教科書に載って学習するようになったもので、知らない大人も多いと思います。この先を生き抜く子どもに育みたいデータ活用能力やプログラミング思考と関連していますね。
子どもたちは、数直線の上にデータをドット(点)で置いて散らばりの様子を考えていました。

次に目についたのは、3年生国語科の物語の学習。教材文が「もちもちの木」です。子どもたちは、主人公の心情を場面ごとに整理してまとめていました。

この教材は、ずいぶんと前から長く教科書に使われていています。絵本が原作で挿絵が切絵です。物語のクライマックスの場面で、もちもちの木に灯りが散りばめたようにともる絵がとても美しい。

今日は、木の葉雨のせいか、散らばりに目がいきました・・・(@_@;)

2年生さん、ばらばらに散らばした九九もがんばろうね\(◎o◎)/

 

霧の籬

霧の籬(きりのまがき)

吾妻小富士の山並みが霧を纏(まと)う早朝になりました。

霧が垣根のように立ち込めている様子を古の日本人は「霧の籬(きりのまがき)」とたとえています。
季節は違いますが、歌に詠まれています。
煙立つ賤が庵が薄霧の籬に咲ける夕顔の花 藤原家隆
藤原家隆なら、今朝の佐原の光景を、どう詠むでしょうね・・・( ..)φ

でも、霧が立ち込めるときは、お日様が昇ると心地よい晴れ間をもたらすもの・・・

今日は児童集会が開かれました。6年生が全校生で楽しめるようにと話し合い、自ら企画と運営に取り組んだ集会です。一つは校内に隠されたクイズを探して解いていくゲーム。もう一つは王様ドッジボールです。

縦割り班になって、クイズを見つけたらその回答を考えていました。中には、先生たちもすぐに答えられないものもありました。

体育館で答えが発表されます。7問すべて正解するグループもありました。賞品もあって、正当順にもらうことができました。

景品は企画した児童が用意したもの。でも受け取った小さい子もうれしそう( ^ω^)・・・微笑ましい

そして、いよいよみんな楽しみにしていた王様ドッジボール!!

これもまた、とても楽しく遊ぶことができました。

 そして、そのあとは・・・

煙も立ちませんが、霧の籬に隠したように、予告なしの避難訓練を実施しました。\(◎o◎)/!

でも、全員、避難開始の放送のあと、整然と素早く避難することができました。

 

朔風払葉

前週から学校図書の電子化作業が始まっています。そこで、朝の読書時間はどんな様子かな・・と見て回ると、以前と変わりなく静かに本に目をむけてるさばらっ子です。

短い時間でも本に浸る子どもは、どこかの世界を巡るような眼をしていて、応援したい気持ちが沸き上がってきますね!(^^)!


先週の25日(土)に県文化センターでビブリオバトル福島県大会がありました。中学生と高校生の代表が、5分間で一冊の本の魅力について熱く語ります。聴く私たちも生徒の語りを通して、その本の世界の入口に導かれました。

イベント型のビブリオバトルではなくても、いつもの教室で子どもたちが書評で遊び楽しむ光景が佐原小でも生まれたらいいなぁ(*´ω`)・・・と思いが巡りました。

さて、今週は小雪の次候「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」から始まりました。朔風(さくふう)とは北風、つまり木枯らしのことです。紅葉の季節が終わり、北風が木の葉を散らす季節。先週末の雪予報は外れたように思えますが、枝に残るわずかな枯れ葉が冬到来を感じさせます。

2学期末まで残り1か月。いい締めくくりに向けて今週も健やかに過ごしてほしいと願っています。(#^.^#)

秋の果

秋の果(あきのはて)

メタセコイアが枯れ色で立ち並んでいますが、公園の街路樹の葉はすっかり落ちて奥までよく見晴らせるようなりました。天気予報では明日は平地でも雪が降るとのこと。今日が秋の果(あきのはて)、秋の季節が終わることを感じる朝でした。でも、学校の北側に虹がかかって、虹蔵不見の時候は?と思いつつも、きれいな光景にうれしくなります。

今日は祝日と週休の合間の登校日。

子どもたちの様子はどうかなと教室を回ると・・午前の3時間目は、どの学年も図画工作科を学習していました。

1.2年生は紙版画。画用紙をハサミで切り抜いて自分が学習している姿をつくろうとしているようです。刷り上げたとき、どんな仕上がりになるか楽しみです(#^.^#)

3.4年生はとびだすカード。紙に切り込みを入れて折り曲げ、立体的なカードをつくろうとしているようです。だれにどんな気持ちを伝えるのでしょうか(・´з`・)

5.6年生は図工室で作成していました。電動糸鋸を使い、一枚の板からつくりだすようです。箱状のモノや卓上のモノなど設計して部品を切り抜いていました。さて、上手に切れるかな(^◇^)

見て回ると、仕上げるものは教室で違っていましたがどの子も素材と材料を形の視点でとらえ、自分のイメージをもってつくりだしていました。

秋の終わりに、仕上げられた作品が校内に並べられる日が待ち遠しく楽しみになりました( ^)o(^ )