佐原小学校日誌

2024年1月の記事一覧

雪の雫

昨日の雪は解けずに残り、今朝は周りの道が圧雪で凍っていました。わずかに解けたところも氷が張って落ち葉が留まっていました。
今日も子どもたちは防寒靴を履いて、慎重にしっかりとした足取りで登校してきました。

さて、昨日の午後「さばらっ子タイム」で鼓笛の練習に取り組んでいた様子が下の写真です。
新たな編成になり、校歌の練習をしています。1年生もポンポンから鍵盤ハーモニカの演奏です。先生の指導を受けて頑張っていました。そして、6年生からも教えてもらっていました。見ていると6年生の声の掛け方が優しくていねいで、下の子はみんな素直に聞き入れて組んでいます。異年齢交流のすてきな姿を見せてもらって、胸があたたかくなりました。(#^.^#)

今日はこれから気温も少し上がってくる予報です。屋根や樹木の雪が解けた水の滴り雪の雫(ゆきのしずく)がたくさん落ちてくるでしょうか・・・鼓笛のリズムのように軽快だといいのですが(#^^#)

吹越

吹越(ふっこし)
風の強い日に山に降っている雪が里に飛んでくる様子や風に吹かれて舞い散る雪のこと、いわゆる風花(かざはな)のことを、群馬の方言で吹越(ふっこし)と呼ぶそうです。

今朝の佐原地区は、何となく風花より吹越という言葉が合う天気模様です。

樹木の枝に雪がつき、校歌の石碑の頭にも雪がかぶっています。高学年は登校すると進んで雪はきをを手伝ってくれました。さすがです!(^^)!

そして、2時間目が終わると・・・やっぱり!! 大半の児童が防寒具を身に着けて外に飛び出していきました。

真っ白な校庭で雪遊びを楽しみました。今日の雪はさらさらして固まらないのですが、雪玉をつくって投げたり、雪ダルマをつくったりしています。雪の中の追いかけっこも楽しそう・・・( ^)o(^ )

先生も一緒になって遊んで、子供たちも笑顔になって遊びまわる様子を見ていると、思わず目尻も下がります( *´艸`)

 

団子さし

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元旦を中心とした正月に対して15日を中心とした正月が小正月。地域によりますが、昔はこの小正月に餅をついたそうです。その餅で飾ったのが団子さし(だんごさし)。あざやかに色を付けて枝に飾ると、まるで花が咲いたように美しく感じられます。

ちいさい子たちが喜びながら飾る様子を見ていると、とても可愛らしく思わず頬が緩みます。

縁起物と子どもたちが一緒だと福が舞い込んでくる思いになりますね( ^^) _U~~

さてさて、保健室前の掲示板にも「健康おみくじ」が飾られました。おみくじをひいてその番号をめくると、健康に過ごすための言葉があります。おおっ~、さっそく「大大吉」を引いたようです。!(^^)!

(._.)どれどれ・・・わたしも引いてみよう!! ・・・・中吉でした。

これからもみんな健康で過ごせますように!!

鏡開き

昨日から給食が始まりました。昨年末は分散していただいていましたが、みんな元気ですので、さっそく全校給食を始めています。今日は、米飯を主食に納豆もありました。

今日は1月11日鏡開き(かがみびらき)の日です。給食のときに、
「鏡開きって知っている?」
と問いかけてみました。そうしたら、3年生の男の子から、
「知ってる。今日は11日だから・・・」
との声が返ってきました。
近年は、ケースに入った飾りのような鏡餅が店舗にたくさんあるので、いまの子どもたちは知らないのでは・・・と思っていたので少し驚きました。

さすが、さばらっ子 !(^^)!

正月の年神様の依り代の鏡餅。年神様がいる松の内が明けた11日に鏡開きをするとのこと。松の内は地方によって違いますし、実はもともと武家社会の行事で徳川三代将軍の家光が4月20日に亡くなったから月命日の20日を避けて11日になった・・・とのようですが (・・)?

実際に鏡開きをしなくても、今日は新学期の3日目、お正月に区切りをつけるのには、ちょうどよい日ですね。

冬曙

冬曙(ふゆあけぼの)

冬至は過ぎましたが、まだお日様が昇る時間は遅く、子供たちの登校前に空が明るむ手前の夜明けを見ることができます。空が夜の色から青い天の色に移っていくのを目にすると一日が始まることを実感しますね。
こんな夜明けを冬曙(ふゆあけぼの)または冬暁(ふゆあかつき)といい、言葉を声にすると、なんとなく凛とした空気が漂ってくる感じがします。

さて、さばらっ子の2日目の様子は・・・
1時間目から教室をまわると、5.6年生は算数科の学習です。6年生の教科書をのぞくと、しあげに取り掛かっていました。これまで学習した総仕上げに入るようです。苦手な内容を克服させたいものです。

3.4年生は国語科。3年生は俳句、4年生は短歌の学習でした。先生の指示で、どちらもまず五・七・五などの形式をたしかめていたようです。字余りや字足らずに、どうしてと疑問を声にする子もいました。複式学級だと短歌と俳句が一緒に学べるので、この後はぜひ学年間の交流もできれば面白いですね。

そして、1.2年生教室を回ると、1年生は国語科?漢字やカタカナの答え合わせをしていました。カタカナの正しい表記を指導されていました。一方、2年生は課題が終わっていたようで、3学期のめあてを掲示できるように仕上げていました。

ゆっくりと、おだやかに、そして着実に第3学期の授業があけてきました・・・( *´艸`)

寒晴

今日から第3学期が始まりました。全校児童・教職員が学校に集うことができたことに心から感謝しました。

正月の元旦に起きた能登半島周辺の大地震に驚きました。福島に住む人は、東日本大震災の記憶が蘇り、その痛みやつらさを同じように感じたことと思います。震災の記憶や体験を忘れてはいけないことは確かですが、もっと忘れてはいけないのは、おだやかに過ごせるふつうの日々です。何気に過ごしていますが、水、電気、食料、燃料が問題なく手に入り、子どもたちが心配なく学校に通える日々です。そして、復興は、子どもたちの元気な姿があふれたときに実感することも福島の我々は知っています。能登の一日も早い復旧と復興を心から願いつつ、新学期の始まりに学校に集まり、また教室で活動できる日々に感謝して一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

寒中の晴天を「寒晴(かんばれ)」といいます。「か」「が」に変えると「がんばれ」です・・・