佐原小学校日誌

2023年11月の記事一覧

虹蔵不見

天気予報のとおり今日も小春日和です。そして今日から七十二候の一つ虹蔵不見(にじかくれてみえず)です。太陽の光が弱まって虹が見えなくなる頃とのこと。

晩秋から冬にかけて虹がかかることはあまりありませんが、まれに雨上がりの暖かい日に虹をみることがあります。でも、その虹は夏の虹のようにくっきりと見えるものではなく、どこか弱々しくすぐに消えてしまいます。陽射しが弱まり空気が乾燥してくることを虹で表した言葉なのでしょうね。4月15日ごろの虹始見(にじはじめてあらわる)と対(つい)になる候というのも面白いですね。

さて、虹が見えなくなる時期になっても、今日のさばらっ子は、七色の虹より煌めいていました。

3校時目に講師を招いたダンス教室がありました。ポップな音楽♬♪にのって踊ります。二人や三人で対になって動きを合わせるのも、とっても楽しそうでした。(#^.^#)

たくさんの笑顔が虹のように見えました(#^.^#)

最後は、講師の踊りに憧れの気持ちも大きくふくらんでいたようです。

ありがとうございました!

 

小春日和

小春日和(こはるびより)

冬の訪れを間近に感じる時期ですが、今日は春を思わせる晴れた日になりました。

小春日和(こはるびより)とは、言葉から春先をイメージしそうですが、本来は11月から12月上旬にかけて現れる日和のことです。週末は雪予報ですので、まさしく今日のような穏やかな天気のことですね。

今朝は、あづま総合公園の巨石公園の池に集まるカルガモも陸に上がり、ちょこちょこと歩いていて、その姿がかわいらしく癒されました。

1校時、1年生が国語科で生きものの説明文を学習していました。教材文に出てたのはカルガモではなくコチドリ。雛を守る親鳥のしぐさが特徴的な鳥です。
見てると、1年生も板書をノートに書く姿がだいぶ様になってきました( ^)o(^ )

4年生は国語科で物語を学習していました。こちらも動物が登場しています。新美南吉の「ごんぎつね」です。この物語の冒頭には、長い雨の後にからりと晴れた日に、ごんが穴を出る場面がありました・・・

さて、休み時間は、さばらっ子も外に駆け出す小春日和と思っていましたが・・・( ゚Д゚) 校庭が昨日までの雨でぬれてゆるく、体育館であそぶ休み時間になりました。

ドッジボールをしたりサッカーをしたりと楽しそうです(*^-^*)

明日は今日よりも気温が上がる天気予報です。寒い冬がやってくる前の心地よさを味わいたいですね ^^) _旦~~

 

乳白色

乳白色とは、乳のような不透明な白色。白半透明・・・と調べると解説に出てきます。今朝は、乳白色のような薔薇を探しましたが見つかりませんでした(*_*; 近いもので( *´艸`)

さて、本校から歩いて5分ほどのところに牧場があります。Cafeも併設してあり週末は来訪者でにぎわっています。
今日は、1.2年生がその牧場を見学させていただきました。

牛は何をたべているのですか?
牛はメスとオスどちらが大きいですか?
牛は何さいまで生きますか?
一日にどのくらい牛乳をだしますか?
牛は走るとはやいですか?
・・・・・
子どもたちはあらかじめメモにしてきた質問だけでなく、その場でふと疑問に思ったことも問いかけていました。

そして、たくさんの質問に一つ一つていねいにこたえていただきました。(ありがとうございました。))^o^(

給食には牛乳が出ます。いつも同じですが、今日はちょっと違う心持ちで味わっていたようです。

何気にいつも身の回りにあるものは、実はたくさんの人の手がかけられて自分の手元に届く。
そんなつながりは、学校で「教える、学ぶ」という関係より、携わる人と「伝える、応える」という関係のほうが、強く実感するかもしれませんね。

秋薔薇

昨日とは一転して、周囲が白く覆われる雨の朝を迎えました。しっかりと降る雨で子どもたちも傘をさして登校してきましたが、少し濡れて学校に入ってくるほどです。

こんな天気だと気持ちも重くなりがちですが、さばらっ子は、ふだんと変わらずに活動していました。このふだんと同じように学習に向き合えるというのは、とてもすばらしいことと思います。

今日はいつもより暗い校舎内ですが、見回ると何気にキレイと感じた場所がありました。ひとつは水槽。子どもたちが通りかかると目を向ける水槽です。明りに照らされた魚がキラキラとしていました。

もうひとつは、2Fの図書コーナー。色とりどりの背表紙がきちんと並んでいてキレイです。ここに子どもたちの姿があると、一段といい眺めになると思いました。来週から電子化作業が入り当面使えないのが少し残念だからこそ感じた景観かもしれません。

同じように秋薔薇(あきばら)も見ごろの終わりを感じるようになりました。冬がやってくると見られなくなるのが残念です。しかし、今朝の冷たい雨に打たれてもまだ凛と咲いていました。

冷たい雨にも動じないような、この強い美しさが秋薔薇の魅力かもしれませんね。

来週もさばらっ子がみんな、またいつものように学校に来ますように('ω')ノ

いさら波

佐原地区は標高が市内よりも高いので、あまり霧がかかることはないですが、今朝は、東の市内の方から波のように霧がかかってきました。そして、時間が経ち太陽が高くなるとその霧も晴れて、おだやかで青い空が澄み渡って広がりました。

今朝のような霧が漂うような光景を小さな波にたとえて「細小波(いさらなみ)」と、昔の日本人は表したようです。

「いさらなみ晴れにけらしな高砂の 尾の上の空に澄める月かげ」源師俊(みなもとのもろとし)

細かく小さいと書いて(いさら)。「少しの」という意味を添える接続語です。

そんな・・・「細かく小さいこと、少しの・・」と思いながら、2校時の1.2年生の教室に入ると、2年生は九九を学習していました。7の段まで進んだようです。

「ししち・・」「しちしち・・」
4と7を声に出して表すと「し」「しち」、ひとこと「ち」が付くだけで九九の数が全く変わってきます。
子どもたちは、先生と一緒に何度も繰り返し声に出して学習していました。

一方、1年生は、たしかめのプリントに取り組んでいました。

どんな問題かな(^0_0^)とのぞくと
□ 8
□ 2

「は」「と」「で」のひとことで、数の分解なのか合成か答えが全く違います。言葉に気を付けて、間違いに気付いたら正しく直していました。

学びも細かく小さい波のように、子どもたちの頭に漂い、そして、いつか「わかった!」と晴れるのかな。
・・・と( *´艸`) 自分の頭の中にも、いさら波がやってきたようでした。