佐原小学校日誌

2024年1月の記事一覧

味噌かんぷら

時々、給食には郷土料理が出ます。郷土料理は、旬の食材と伝統の味を楽しみながら、地域の自然・文化・歴史を知ることができます。先日は「いかにんじん」が出て、今日は「味噌かんぷら」さて、どんな感じかな・・・と思っていたら、写真のもの。

あれっ(・・? イメージとちがう・・・うちのものとはちがうなぁと思いました。

でも甘い味噌味のじゃがいも!(^^)! おいしくいただきました。

調べてみたら農林水産省のHPに郷土料理として「みそかんぷら 福島県」と紹介がありました。そこに載っていいる説明を引用すると
古殿町など福島の一部の地域では馬鈴薯のことを「かんぷら」と呼び、主食として食べる文化が根づいている。由来は馬鈴薯のオランダ語「アールダップル」が訛ってかんぷらへと変化したのではないか、と言われており、主な産地は郡山市や南相馬市、いわき市などが挙げられる。このかんぷらを皮のまま味噌や砂糖やみりんなどと炒めて作るのが「みそかんぷら」。馬鈴薯を生産している農家で、出荷できないほど小さな芋を家庭で食べるために考案されたアイデア料理だ。甘い味噌の味付けはおやつにぴったりで、大人から子どもまで楽しめる一品となっている。』とありました。
なるほど、今更ですが、そうだったのかと思います。そういえば、こいもの味噌炒めとも言っていたような・・・

食べた子どもたちに感想を聞いてみたら、おいしかったとの声もあれば甘い・・・と反応はそれぞれ違っていました。ジャガイモも、ちょっと固いという声もあり、
「シャキシャキなじゃがいもとホクホクのじゃがいも、どっちが好き?」と聞くと
ほとんどがホクホクという声が返ってきました。

考えてみると郷土料理は色濃く我が家の味が伝わるもの。

給食に出ると、みんな一言あるメニューかもしれませんね・・・(#^^#)

冬薔薇

冬薔薇(ふゆそうび)

薔薇を古語で「そうび」ということから、冬薔薇を「ふゆそうび」と読むそうです。香りのバラ園に蕾を見つけました。冬空の下で、周りはほとんど茶色い葉なのに、この枝は花を開かせようとしていて、とても健気(けなげ)に感じました。今、頑張って咲かなくても・・もう少しあたたかくなってからでもいいのに・・でも見守るしかないか・・・などと思いが巡ります。

今日のさばらっ子からも、冬薔薇のように健気さが伝わってきました。なわとび運動の場面です。

長く子供たちをみていると、ときになわとびが思うようにできずに泣いていたり、縄を投げ出したりする子もいるのが事実です。そんなとき、先生たちは心が前向きになるように、落ち着かせたり励ます言葉をかけたりしています。しかし、さばらっ子はみんな意欲的に練習に取り組んでいます。新たな技に挑戦したり跳べる回数を増やしたりしています。できずともあきらめずにやっています。そんな姿から健気だなぁ( *´艸`)と目尻も下がってきます・・

なわとびの練習が終わると、すぐに気持ちを切り替えて学習もできます。5.6年生は社会科の授業。歴史を学ぶ6年生は長く続いた戦争について教科書や資料を読み取っていました。

教科書に「原爆ドームはどうして世界文化遺産になったのかな。」との記述をみつけました。さてさて、どうしてか・・・この問いの答えに自分の言葉で届くことができたら、冬薔薇も咲く、よい学びになりますね。(*^-^*)

款冬華

前週の土曜日が大寒、そして24日までが七十二候款冬華(ふきのはなさく)」です。款冬(かんとう)とは蕗(ふき)のこと。ぽつぽつと蕾を見せることはまだないだろうと思いながらも、今朝は地面を見渡しました。昨日は、雪でなく雨の一日でしたので・・・

やはり、まだまだ蕗の気配はありません。福島の冬はこれからが本格的・・・ですね( ゚Д゚)
週明けの雨の月曜日はなんとなく校内も静かです。元気がないわけではないのですが、午前中は、まだエンジンの出力が上がらないといった感じでしょうか・・・

そんな中でALTが、元気に声をかけてくれて、学習が進むことをうれしく思いました。

そして、今日の給食は人気のカレーライス。食べたら午後は、エンジンの出力が上がるかな・・( `ー´)ノ

初空月

寒い日に息を吐くと白く見えることを「息白し」、空に飛行機雲ができるのも同じ原理だとか。今朝はかなりはっきりとしたひこうき雲が、安達太良山の方から佐原小の上に伸びていました。なんともなくいいことが舞い込んでくるようで少し胸躍る朝になりました。

気温は12度を超え風もなく、とてもおだやかな日和の午前中、3.4年生が福島市民家園を見学に行きました。社会科の学習です。百年以上前の民家の暮らしぶりの様子を説明いただきながら学習しました。

屋根、煙だし、壁、柱といった家のつくり、炉、鉤、火棚、かまどといった家屋内の工夫、そして、当時の衣食を自前でまかなってきたことも教えていただきました。自然の恵みと人間の知恵にも感心していた様子です。

道脇にある祠の意味も聞いていました。自然の中に当時の人々は神様をみてきたことも感じたでしょうか・・・

初空月(はつそらづき)とは陰暦1月の異名です。3学期が始まって2週間が過ぎました。いまのところふつうの学校生活がすすんでいることを改めてありがたく思います。

能登の復旧が一日でも進みますように、子どもたちが元気に過ごせますように_(_^_)_

耐冬花

耐冬花(たいとうか)
雪解けはしていますが、まだあづま体育館脇の池には厚く氷が張っています。でもそんな寒い中でも、艶やかな赤い花を見つけました。

寒椿(かんつばき)です。名前の由来は葉が丈夫だから「強葉木(つばき)」とか、葉が艶々してるから「艶葉木(つやはき)」、または葉が厚いから「厚葉木(あつばき)」が変化して名付けられたという説があるようです。
その椿の別名が耐冬花(たいとうか)まさに寒いえてを咲かせています。

今日もさばらっ子は寒さに負けず、学習や運動に取り組んでいます。木曜日なので、朝は姿勢体操からスタート。

授業になると、早速テストもあれば、国語科の発表もありました。4年生の発表を聞いた3年生が感想や意見を述べる場面もありました。2年生がかけ算をやる間に1年生も計算練習をしています。

業間の元気わくわくタイムはみんなで跳び縄運動です。一人一人できる技に挑戦したあとは、長縄を使った8の字跳びにも取り組んでいました。

 

寒さに負けず活動する子どもたちから大人は元気をもらうように思います!(^^)!

頭にかぶっていた雪がなくなり、玄関のパンジーも椿のように色艶やかに咲いていました。