佐原小学校日誌

2023年6月の記事一覧

水無月尽

今朝は、雨が降る前に・・・

力いっぱい走り、思い切り球を投げる・・・子供たちが全力を尽くす、その姿を目にすると、大人も力が分け与えられた気持ちになります。

 

水無月尽(みなづきじん)
さて、水無月と呼ばれる6月は今日で終わり。

水無月の美しい字面と響きが・・・尽きるとは、なぜか秀麗な光景を思い浮かべます。

今朝は朝曇りに美しい百合の花を見つけました。明日から7月に入ります。夏が加速しますね・・・

 さばらっ子 水無月尽も 全力走  (≧▽≦)

蒼穹

蒼穹(そうきゅう)
昨日からの雨が上がり、今朝の上空は輝き、白い雲と青い空が協奏するかのように心に響いてきました。佐原小の向かいのスタジアムの上には円を描くように見える青空があり、これが蒼穹かな・・・と思い見上げました。

青く晴れ渡った大空蒼穹ですが、言葉から受ける印象はだいぶ違います。「蒼穹の〇〇」と、小説やアニメのタイトルにも使われる言葉ですね・・・

子供たちは日ごとに言葉を覚えていきます。教科書に出でくる言葉、資料の専門用語、先生の話す言葉・・・一日にたくさんの言葉を知ります。でも、言葉はたくさん教えるからいいという単純なものではありません。子供が体験している世界にていねいに言葉を添えてあげることで心を揺さぶります。その揺れが子供なりの意味や価値へとつながっていきます。

さて、今日も先生たちはどんな言葉をかけているのだろうと耳を傾け、学校を回っています・・・

白映え

白映え(しろばえ)
梅雨時の雨が降りながら空が明るくなって晴れそうになる空模様を「白映え」というそうです。似た読みで「白南風」となると梅雨明けの頃の晴天の日に吹く南風のこと。どちらも夏の季語ですが微妙に違いますね( ^ω^)・・・今日は「白映え」

朝から雨が強かったですが、10時ごろになると少し晴れて空が明るくなりました。
今日は新体力テスト。体育館で記録を取っています。

自力を発揮しようとみんな真剣です。

終わった子供たちに感想をもとめたら・・・
「おなかすいたー」の声が返ってきました ( ^)o(^ ) 頬も赤らめ汗も・・・ (; ・`д・´)
がんばったことがとてもよく伝わってきました。


曇り空が続き気持ちが沈みがちになるこの時期に、一瞬でも心が晴れるさばらっ子の白映えです。

菖蒲華

今日は七十二候の菖蒲華(あやめはなさく) ・・・でもいまは、見当たらず・・( ;∀;)

アヤメが咲いたら梅雨到来とのことです。すでに梅雨で、もう目につかないのは自然の成り行きなのかもしれませんね。

つながりでラベンダーの写真を一枚・・・(≧▽≦)

しかし、今日のお昼はお弁当の花が咲きました。

いつものように1階ホールでいただきましたが、児童がそれぞれ机上に包みを広げてお弁当箱を開ける様子は、花が咲いたようです。給食もおいしいのですが、お弁当はまた一段とおいしくいただいていました。

そした、早く食べ終わり、あいさつまで時間がある子は、机の中に入れている本を出して読み始めます。

また、その様子もいいなぁ( ^ω^)・・・と思いました。

 

木の下闇

木の下闇(このしたやみ)
木下闇(こしたやみ)という季語もあります。闇の響きがよくないものをイメージしますが、木立の枝葉が茂って夏の太陽の光を遮り、涼しさをもたらしてくれる日陰です。

緑陰という言葉よりも木の下闇は涼しい感じがします。夏の盛りでは、運動公園の広いフィールドより周囲の木立の日陰の方がうれしいですね・・・(*'▽')
さて、佐原小の校舎は市街地の学校よりも少し涼しい環境です。今朝はエアコンをつけなくてもいい感じ・・ ('ω')

3.4年生は校外学習に出かけ、1.2年生と5.6年生はともに国語科の授業をしていました。

今週も落ち着いて学習を進められそうな一週間の始まりです !(^^)!!(^^)!!(^^)!

苔生す

苔生す(こけむす)
長い年月をかけて・・・というたとえの意味がありますが梅雨の時期、雨を吸った苔は生き生きと見えます。

古刹の苔生した日本庭園は、さらに美しく写真映えもしますね。

苔は種類も多く、土手や木の幹、岩など様々な環境に合わせて存在していています。最近は、苔を活用した温暖化対策が導入されるケースもあったり、インテリアとして利用されたりと、苔の新たな魅力が発揮されています。

現在は、地球温暖化、国際問題、少子高齢化、DX進展・・・めまぐるしい社会情勢の中で、変化に対応するだけでなく、新たな変化を生み出す人材育成が求められています。
人も苔に負けじと、しなやかにしたたかに生きる力が必要・・・と、思いのめぐる梅雨空の週末でした。

 

東雲草

東雲草(しののめぐさ)
「東雲(しののめ)」とは東の空がだんだん明るくなってくる頃のこと、その時間にひっそりと咲くころから、アサガオの別名が東雲草(しののめぐさ)と呼ばれるとのことですね。

読み方ひとつで同じ花が奥深しく聞こえるから不思議です。今朝、学校の正門脇に咲いているのを見つけました。

丸い白い花弁で真ん中に向けて5つ紫色の柄があります。「星の混合」という西洋朝顔の早咲きの品種。なんとも涼しげな姿で、東雲草という別名が似合うように感じます。西洋種('Д')なのですが・・・

毎朝、子供たちは教室に入る前に真っ先に観察鉢や学級園に向かっています。

春先に植えた植物が大きく育ってきました。1年生が、ナスの実ピーマンの実が育ち、かぽちゃの花も咲いていることを教えてくれました。

そして「キュウリの花が咲いた!!」と、感嘆の声をあげていました。初めの一輪です。花の真ん中をのぞき込んでいます。終わると実をつけてねと願いながら水をかける姿が、とても微笑ましいです (#^^#)

学級園で植物をよく見ていくことは、対象と子供自身の距離を近付け、認識を広げていきます。そして、言葉や名前も知り、学びの第一歩となります。毎朝の行為は、実はとても大きな意味があります。
言葉や名前からその次は、備わる性質や特徴に興味をもって「もっと知りたい」という気持ちが生まれるように先生たちは声掛けを工夫しています( ^ω^)・・・学びがどう広がるか、またこれも楽しみです・・・

 

夏至

今日は夏至(げし)1年で最も陽が長い一日です。太陽の力が最も強いとも・・いよいよ夏といった感じでしょうか。

そして、6月21日はミッフィーの誕生日。1955年のこの日にオランダの作家ディック・ブルーナが絵本を出版したことに由来されているそうです。そうすると年齢は・・・68歳? (*''▽'')
このウサギのキャラクターはいつも真正面を向いていて横を向かないのは、
「いつも向き合ってあなたのことを見ている」
という、ディック・ブルーナの深い愛情が込められているのだとか・・・では心はミッフィーと同じに、今日のカメラ目線・・・(Q ))  ><ヨヨ

 

 

梅雨の中休み

梅雨の中休み(つゆのなかやすみ)
雨の降らない日が数日続いています。この期間を梅雨の中休みというのでしょうか。

雨露に濡れる紫陽花には風情がありますが、晴れ間の木陰にたくさん並ぶ紫陽花もまたすてきです。今朝は、水田のアイガモものんびりとしてました。
さて、この梅雨の中休みはプールに入る絶好の機会。今日も2時間目に入りました。1.2年生は潜る練習をしたり浮いて先生に引っ張ってもらったりしています。3.4年生はビート板を使った練習、5.6年生はクロールや平泳ぎの練習にも取り組んでいました。

 また、今日は人権の花を植える活動にも取り組みました。サルビアマリーゴールド千日紅をプランターに植えました。サルビアには「家族愛」マリーゴールドと千日紅には「変わらぬ愛」という花言葉があります。花を大切にする心も思いやりの心も同じように育ちます。大事にしていきたいですね ('◇')ゞ

梅雨の中休み、さばらっ子は心地よい風を感じながらのびのびと活動できました (#^.^#)

夏椿

本校プール脇の夏椿(ナツツバキ)の花が咲きました。

夏椿は黄色のおしべに白い花びらが印象的な花で、朝に花を咲かせ夜には花ごと落ちてしまいます。1日しか咲かないことから「儚い美しさ」「哀愁」といった花言葉が付けられていますが「愛らしさ」という花言葉もあります

さて、ようやく今シーズン初めてプールに入ることができました。心待ちにしていた子どもたち、その笑顔はとても輝いていました。明日も入れるかな・・・(*^▽^*)