佐原小学校日誌

2023年4月の記事一覧

木の芽時

木の芽時(このめどき)  地にしっかりと根を張り背を伸ばす木々が、枝をすくすく伸ばし、たくさん芽吹いています。本来は立春から春分の頃を言うようですが、本校の周りの樹木は、いまが木の芽時に見えます。

芽吹く勢いが元気な子どもの姿と重なって感じると、うれしくなってきます。

さて、本校は児童数が少ないことから、1年生と2年生、3年生と4年生、5年生と6年生が同じ教室で学習しています。同じ教科の時間でも内容が異なるときは、一人の先生が時間をずらし学年をわたって指導しています。


今朝の1時間目は、どの学年も国語科に取り組んでいて、先生が教えている場面と児童が自力で解決している場面をみました。


きめ細かに教えてもらえること、問題解決に自力を発揮すること・・複式学級のメリットがよくみえました。

海外では、意図的に異年齢(異学年)の子どもたちで構成する教育を進めているところがあります。
マルチエイジクラスやイエナプラン・・・その特徴も紹介されています。
大人数のマンパワーで磨かれる機会が少ないといったデメリットはあります。しかし、

一人一人の学びの「自律」「主体性」を働きかける
一人一人が自ら学び考える力を伸ばす

この点を発揮させやすい環境がある。その強みがあるのが複式学級です・・・φ(..) 

強みの環境を生かして、一人一人、たくさん芽吹かせてあげたいですね・・・( ^ω^)

 

 

春霞 

春霞 (はるがすみ) 遠くの空を見ると霞んでいます。うっすらぼんやりしている春の空です。その正体は黄砂。でも、冴返る昨日とは違い、今日は暖かい日になりました。

午前中、1・2年生と近くの慈徳寺まで校外学習に出かけました。

黄色い花筵(はなむしろ)を眺めながらの道のりは、心も弾み、子どもたちの足取りも軽やかです。

 

 坂を上りきると、そこには「種まき桜」と呼ばれるしだれ桜があります。糸桜とも呼ばれますね。

花の盛りは過ぎましたが、枝の先にはまだ少し花が残り、風情を感じました・・・

そして、子どもたちはその周りでしっかりと観察・・・( ^ω^)

先生の助言を聞きながら、メモを取っていました。

観察を終えると、帰りは下り道。長袖を脱いで、また軽やかに学校に戻りました。

そそ風も吹いて、道すがらのタンポポやつくし、その周りを飛び交う蝶に喜ぶ子どもたちでした(*^▽^*)

萌黄色

萌黄色(もえぎいろ) 

校舎周辺の樹木に若葉が萌え出ています。この色は若さの象徴で、平安時代には若者向けの色として愛されたそうです。

入学したばかりの1年生ですが、昨日から鼓笛隊の練習に参加しています。上級生の鳴らすドラムに合わせて、両手にもつポンポンを振りました。可愛らしいしぐさに思わず笑みがこぼれます・・・( ^ω^)

昨年度から練習をしてきた先輩たちは、堂々としたもの(=゚ω゚)ノ

これから、5月の運動会、福島市小学校鼓笛パレードに向けて練習を重ねていきます。

春先に萌え出る若葉のごとく、伸びることを期待していまよ・・・(*^▽^*)

花残り月

花残り月・・・ひとつひとつ花が枝を離れ地面に落ちていく中、名残惜しそうに木に残っている桜に風情を感じる陰暦4月の異称です。

新学期が始まってまもなく1週間になろうとしています。

 新たな班長が、1年生も列に入れて上手に登校しています。今日は、安全教室が開かれました。福島警察署佐倉駐在所のご協力を得て、家庭の交通安全推進員の委嘱状交付と横断歩道を渡る実地体験に取り組みました。

あづま総合運動公園と隣接し広い直線道路のある本校付近は、通行車両のスピードも上がります。

道路を横断するときの注意について、一人一人指導していただきました。

何よりも、自分の命を守ることが肝心です。これからも、交通事故に絶対に遭わないように注意喚起を重ねていきます。そして、毎朝、児童を見守っていただく地域の皆様に、心から感謝いたします。