佐原小学校日誌

2023年4月の記事一覧

長閑

長閑(のどか)  暖かさが平穏を連れてきてくれたような午後でした。

雲はありませんが、霞がかかり少しぼんやりとした空は、まさしく春の空です。


今日で4月の登校日は終了。

新学期のスタートから頑張った子どもたち。

下校時の玄関前で
「休みの日は、どんなふうに過ごすの?」と問いかけると、
「のんびり、ごろごろする・・・」
「いっぱい遊ぶ・・・」
「〇〇に出かけるんだ・・・」
いろいろな答えが返ってきました(*^-^*)

長閑(のどか)とは、長い閑(ひま)字が示すように、思い煩うことのない理想的な心のさまを表す春の季語です。
「事故なし」「けがなし」「病気なし」で、それぞれ伸び伸びと楽しく過ごすことを願っていますよ・・(^^)/

風光る

風光る(かぜひかる) 雨が上がり、柔らかな日差しの中、吹く風が輝いて見える今日です。

ふだん見慣れた景色も新鮮に感じるます。シルバータロウのまなざしもやさしげです。

さて、4月27日は「哲学の日」ソクラテスの命日ということですが・・・本当のところは分かりません。

でも、ふと・・・($・・)/~~~
哲学者の鷲田清一先生の「成熟というのは、未熟さを守ること」という言葉を思い出しました。出典の本が見つからず、本当はもう一度読んでしっかり理解して書くべきなのですが・・・
なんとなく「子どもたちの成長を見守る大人ということ」に繋がる言葉かもしれないと思いました。

見ないふりをしてちゃんとみている・・・先生のまなざし

見られていないけど答えようとする・・・子どものまなざし

複式学級は、このまなざしの行き交いがよくわかるサイズなのかもしれませんね(#^.^#)

 

いつもの教室の様子ですが「風光る哲学の日」といった前振りを書きました。

まなざしを感じながら写真をご覧いただけたらうれしいです・・・(*^。^*)

紅雨花上滴

紅雨(こうう) 花を濡らす春の雨の呼び名です。キーボードで「こうう」と打つと「降雨」と変換されてしまいます。あまり聞かない言葉とも思いますが、赤いつつじに雨が降るとと、この紅雨の呼び名がしっくりくると思いました。

紅雨花上滴(こううはなのうえにしたたる) 漢詩の一節ですが、この季節だからこそ深く感じる言葉ですね。

さて、今日は朝から雨の日・・・静かで読書向きの日です。朝の読書の様子を見て回ると、5.6年生は図書コーナーに座り、思い思いに本に向かっています。担任の先生も一緒に読んでいました。いい雰囲気・・・( *´艸`)

3.4年生は、教室で自分の机でじっくりと読んでいました。どんな本を読んでいるのかな?とのぞくと、子供に人気のあるシリーズものが多かったです。

 では、1.2年生はと、教室にいくと、じっくり(._.)・・・とはなっていませんでしたが、今日は何を読もうかな!(^^)!と選んでいました。

こどもの読書週間

佐原小の子どもたちにも、すてきな本が降りそそぎますように(^^)/

円清

円清(えんせい)  大空のこと。

とても気持ちよく広がる朝の空は、泳いでいけそうな気持になりますね・・(^^♪

今朝も子どもたちはその空の下を、しっかりと歩いて登校できました。

そして昇降口まで来ると、5年生がジャガイモの畑にさっそく水まきをしています。

しっかりと元気に育つようにと願って、水を注いでいる姿をうれしく思いました。

ささらめく

学校周辺では、春の澄んだ小川の水がさらさらと音を立てて流れています。そして、様々な花が咲きほこり、気持ちを和ませてくれます。ささらめく水の流れが、周りの草木に咲きほこれと呼びかけているようです。

さて、昨日から「こども読書週間・2023」が始まりました。

24日(月)の今日は「ふくよみの日」でもあります。

子どもたちが将来の生き方で、人生を豊かにする一つが読書であることを実感してほしいと願っています。

「当たり前のように本のある生活」

教師としてだけでなく、大人としても子どもに働きかけたいことですね・・・(^0_0^)

とても素敵な図書コーナーがある本校です。

子どもたちの本のページをめくる音がささらめく、豊かな学び舎にしたいですね・・・(#^.^#)

蛙の目借り時

蛙の目借り時(かわずのめかりどき)

昨日からあたたかい日が続きます。初夏と感じられるような気温ですが、佐原地区は少し標高が高いのか、校舎内にいると汗ばむことはない気温です・・・(=゚ω゚)ノ 

子どもたちはしっかり水筒を持参して登校してきました。

蛙の目借り時(かわずのめかりどき) 

心地よさからくる眠気に負けて、ついうとうとする晩春の季語です。

あたたかいし、週末の金曜日です。蛙が子どもたちの目を借りにきてもおかしくないですね・・(*^^*)

さてさて、どうかな( ^)o(^ )・・・と今日も3校時に回ると

蛙に目を借りられた子は誰もいません!!

しっかりと学習に取り組んでいました・・(#^.^#)

図画工作、国語、理科、算数

水彩のパレットを洗っていたり、国語辞典を引いていたり、春の草花を話し合ったりしてました。

6年生は、ミニ先生も活躍してました。みんな瞳はバッチリ輝いています。

なにやら、週末はまた気温が下がるという予報です。

体調の管理が難しそうですが、さばらっ子は、大丈夫だ・・・( ^^) _U~~ と思いました。

 

小米花

小米花(こごめばな)

ユキヤナギの別名です。「こごめ」とは精米のときに砕けたお米のこと。弓状にしだれる枝に咲く小さな花からそう呼ばれるのでしようか。本校のすぐ傍には、あづま総合公園があります。ここには、季節ごとに美しく咲く草花があります。ユキヤナギとは対照的に、大きな花をつけるシャクナゲも目をひくようになってきました。

今日の福島は夏日の気温となる予想です。雲ひとつない青空のもと、子どもたちは登校してきました。

第3校時、教室を回ると、それぞれ学習に集中して取り組んでいました。

5・6年生は音楽科。

歌声が少し止まったな・・と思って近くによると、歌詞から思い浮かぶ情景について話し合っていました。

「おぼろ月夜」春の夜にかすんで浮かぶ月を見てみたくなりました・・・(#^.^#)

3・4先生は外国語活動。

あいさつについて、手本をまねて取り組んでいました。

そして、1.・2生は体育科。

ボールを持ったり弾ませたり、そして、的をねらって投げたりしています。

当たらなくても、なんだかとっても楽しそう・・・( ^ω^)

そういえば、小米花(こごめはな) ユキヤナギ花言葉は「愛嬌、愛らしさ」でしたね・・・ (*´▽`*)

雲外蒼天

蒼天(そうてん)  晴れて青く見える空。春の空です。

今朝はとても気持ちのよい空が広がっていました・・・・( ^)o(^ )
軽やかな雲がかかる吾妻小富士を眺めると、清々しい心地になりました。

子どもたちもみんなそろって登校してきました。その様子もまた清々しくうれしくなります。

そして、今朝は「緑の少年団の結団式」が開かれました。
代表児童が、自然を大切に緑を守り育てることを誓います・・・(#^.^#)

子どもたちに緑を守ることの大切さを伝えることは、自分の住む地域から広く地球環境まで思いを至らせることにつながります。これからどんな体験活動ができるのか、そこで何を学ぶのか期待が膨らみます。

調べてみると、蒼天の「」とは本来は草みどり色を示す言葉であったとのことです。

雲外蒼天(うんがいそうてん)

子どもたちが困難なことも乗り越えて、明るい未来をつかめますように・・・(=゚ω゚)ノ

鼓草

鼓草(つづみぐさ)  諸説ありますが、タンポポの別名が鼓草(つづみぐさ)

古来の楽器「鼓」を叩いた、タン♪ ポポ♪ タン♪ポポ♪という音が似ていたからとか・・・( ^ω^)

今日は次第に雨模様となる予想ですが、朝は気持ちよく晴れ渡り、通学路にはたくさんのタンポポが目に入ります。

4月18日は全国学力・学習状況調査の実施日です。本校の6年生も国語科と算数科の問題に取り組みました。

ふだんのワークテストとは異なり、文章や資料の多い問題です。集中して取り組んでいました。

そのテストが終わると、離れた教室から音楽の学習 ♪♫♬

なにやらリズムよく響いてくる音が聞こえてきます・・・♬(^^♪♫

先生の弾くオルガンに合わせて

1.2年生が鼓?ではなくタンブリンを鳴らしていました ♪♫♬(*^▽^*)

桜蘂降る

桜蘂降る(さくらしべふる)


週末は強い風が吹きました。

朝、学校の周りを歩くと、校庭南東の大きな桜の細かな蘂(しべ)がたくさん舞い落ちていました。

花の盛りは過ぎても、ほんのり赤く地面を染める様子をみると少し心が弾みます。

月曜日、子どもたちの調子はどうかな・・・と見ていると
さっそく玄関に掲示していた世界地図に注目する子がいます。
・・・これはなに(・・?
・・・はどこかな(・・?

しかし、みんながみんな世界地図に注目するわけではありません。
関心をもたずに、そそくさと教室へ向かう子もいます。
でも、それがふつうです。
桜の蘂(しべ)同じかもしれませんね・・・(._.)

どこからでも、いつでも、発見のある風景がある学校はいいなぁと思います( ^^) _旦~~

木の芽時

木の芽時(このめどき)  地にしっかりと根を張り背を伸ばす木々が、枝をすくすく伸ばし、たくさん芽吹いています。本来は立春から春分の頃を言うようですが、本校の周りの樹木は、いまが木の芽時に見えます。

芽吹く勢いが元気な子どもの姿と重なって感じると、うれしくなってきます。

さて、本校は児童数が少ないことから、1年生と2年生、3年生と4年生、5年生と6年生が同じ教室で学習しています。同じ教科の時間でも内容が異なるときは、一人の先生が時間をずらし学年をわたって指導しています。


今朝の1時間目は、どの学年も国語科に取り組んでいて、先生が教えている場面と児童が自力で解決している場面をみました。


きめ細かに教えてもらえること、問題解決に自力を発揮すること・・複式学級のメリットがよくみえました。

海外では、意図的に異年齢(異学年)の子どもたちで構成する教育を進めているところがあります。
マルチエイジクラスやイエナプラン・・・その特徴も紹介されています。
大人数のマンパワーで磨かれる機会が少ないといったデメリットはあります。しかし、

一人一人の学びの「自律」「主体性」を働きかける
一人一人が自ら学び考える力を伸ばす

この点を発揮させやすい環境がある。その強みがあるのが複式学級です・・・φ(..) 

強みの環境を生かして、一人一人、たくさん芽吹かせてあげたいですね・・・( ^ω^)

 

 

春霞 

春霞 (はるがすみ) 遠くの空を見ると霞んでいます。うっすらぼんやりしている春の空です。その正体は黄砂。でも、冴返る昨日とは違い、今日は暖かい日になりました。

午前中、1・2年生と近くの慈徳寺まで校外学習に出かけました。

黄色い花筵(はなむしろ)を眺めながらの道のりは、心も弾み、子どもたちの足取りも軽やかです。

 

 坂を上りきると、そこには「種まき桜」と呼ばれるしだれ桜があります。糸桜とも呼ばれますね。

花の盛りは過ぎましたが、枝の先にはまだ少し花が残り、風情を感じました・・・

そして、子どもたちはその周りでしっかりと観察・・・( ^ω^)

先生の助言を聞きながら、メモを取っていました。

観察を終えると、帰りは下り道。長袖を脱いで、また軽やかに学校に戻りました。

そそ風も吹いて、道すがらのタンポポやつくし、その周りを飛び交う蝶に喜ぶ子どもたちでした(*^▽^*)

萌黄色

萌黄色(もえぎいろ) 

校舎周辺の樹木に若葉が萌え出ています。この色は若さの象徴で、平安時代には若者向けの色として愛されたそうです。

入学したばかりの1年生ですが、昨日から鼓笛隊の練習に参加しています。上級生の鳴らすドラムに合わせて、両手にもつポンポンを振りました。可愛らしいしぐさに思わず笑みがこぼれます・・・( ^ω^)

昨年度から練習をしてきた先輩たちは、堂々としたもの(=゚ω゚)ノ

これから、5月の運動会、福島市小学校鼓笛パレードに向けて練習を重ねていきます。

春先に萌え出る若葉のごとく、伸びることを期待していまよ・・・(*^▽^*)

花残り月

花残り月・・・ひとつひとつ花が枝を離れ地面に落ちていく中、名残惜しそうに木に残っている桜に風情を感じる陰暦4月の異称です。

新学期が始まってまもなく1週間になろうとしています。

 新たな班長が、1年生も列に入れて上手に登校しています。今日は、安全教室が開かれました。福島警察署佐倉駐在所のご協力を得て、家庭の交通安全推進員の委嘱状交付と横断歩道を渡る実地体験に取り組みました。

あづま総合運動公園と隣接し広い直線道路のある本校付近は、通行車両のスピードも上がります。

道路を横断するときの注意について、一人一人指導していただきました。

何よりも、自分の命を守ることが肝心です。これからも、交通事故に絶対に遭わないように注意喚起を重ねていきます。そして、毎朝、児童を見守っていただく地域の皆様に、心から感謝いたします。