佐原小学校日誌

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冬薔薇

冬薔薇(ふゆそうび)

薔薇を古語で「そうび」ということから、冬薔薇を「ふゆそうび」と読むそうです。香りのバラ園に蕾を見つけました。冬空の下で、周りはほとんど茶色い葉なのに、この枝は花を開かせようとしていて、とても健気(けなげ)に感じました。今、頑張って咲かなくても・・もう少しあたたかくなってからでもいいのに・・でも見守るしかないか・・・などと思いが巡ります。

今日のさばらっ子からも、冬薔薇のように健気さが伝わってきました。なわとび運動の場面です。

長く子供たちをみていると、ときになわとびが思うようにできずに泣いていたり、縄を投げ出したりする子もいるのが事実です。そんなとき、先生たちは心が前向きになるように、落ち着かせたり励ます言葉をかけたりしています。しかし、さばらっ子はみんな意欲的に練習に取り組んでいます。新たな技に挑戦したり跳べる回数を増やしたりしています。できずともあきらめずにやっています。そんな姿から健気だなぁ( *´艸`)と目尻も下がってきます・・

なわとびの練習が終わると、すぐに気持ちを切り替えて学習もできます。5.6年生は社会科の授業。歴史を学ぶ6年生は長く続いた戦争について教科書や資料を読み取っていました。

教科書に「原爆ドームはどうして世界文化遺産になったのかな。」との記述をみつけました。さてさて、どうしてか・・・この問いの答えに自分の言葉で届くことができたら、冬薔薇も咲く、よい学びになりますね。(*^-^*)

款冬華

前週の土曜日が大寒、そして24日までが七十二候款冬華(ふきのはなさく)」です。款冬(かんとう)とは蕗(ふき)のこと。ぽつぽつと蕾を見せることはまだないだろうと思いながらも、今朝は地面を見渡しました。昨日は、雪でなく雨の一日でしたので・・・

やはり、まだまだ蕗の気配はありません。福島の冬はこれからが本格的・・・ですね( ゚Д゚)
週明けの雨の月曜日はなんとなく校内も静かです。元気がないわけではないのですが、午前中は、まだエンジンの出力が上がらないといった感じでしょうか・・・

そんな中でALTが、元気に声をかけてくれて、学習が進むことをうれしく思いました。

そして、今日の給食は人気のカレーライス。食べたら午後は、エンジンの出力が上がるかな・・( `ー´)ノ

初空月

寒い日に息を吐くと白く見えることを「息白し」、空に飛行機雲ができるのも同じ原理だとか。今朝はかなりはっきりとしたひこうき雲が、安達太良山の方から佐原小の上に伸びていました。なんともなくいいことが舞い込んでくるようで少し胸躍る朝になりました。

気温は12度を超え風もなく、とてもおだやかな日和の午前中、3.4年生が福島市民家園を見学に行きました。社会科の学習です。百年以上前の民家の暮らしぶりの様子を説明いただきながら学習しました。

屋根、煙だし、壁、柱といった家のつくり、炉、鉤、火棚、かまどといった家屋内の工夫、そして、当時の衣食を自前でまかなってきたことも教えていただきました。自然の恵みと人間の知恵にも感心していた様子です。

道脇にある祠の意味も聞いていました。自然の中に当時の人々は神様をみてきたことも感じたでしょうか・・・

初空月(はつそらづき)とは陰暦1月の異名です。3学期が始まって2週間が過ぎました。いまのところふつうの学校生活がすすんでいることを改めてありがたく思います。

能登の復旧が一日でも進みますように、子どもたちが元気に過ごせますように_(_^_)_

耐冬花

耐冬花(たいとうか)
雪解けはしていますが、まだあづま体育館脇の池には厚く氷が張っています。でもそんな寒い中でも、艶やかな赤い花を見つけました。

寒椿(かんつばき)です。名前の由来は葉が丈夫だから「強葉木(つばき)」とか、葉が艶々してるから「艶葉木(つやはき)」、または葉が厚いから「厚葉木(あつばき)」が変化して名付けられたという説があるようです。
その椿の別名が耐冬花(たいとうか)まさに寒いえてを咲かせています。

今日もさばらっ子は寒さに負けず、学習や運動に取り組んでいます。木曜日なので、朝は姿勢体操からスタート。

授業になると、早速テストもあれば、国語科の発表もありました。4年生の発表を聞いた3年生が感想や意見を述べる場面もありました。2年生がかけ算をやる間に1年生も計算練習をしています。

業間の元気わくわくタイムはみんなで跳び縄運動です。一人一人できる技に挑戦したあとは、長縄を使った8の字跳びにも取り組んでいました。

 

寒さに負けず活動する子どもたちから大人は元気をもらうように思います!(^^)!

頭にかぶっていた雪がなくなり、玄関のパンジーも椿のように色艶やかに咲いていました。

 

雪の雫

昨日の雪は解けずに残り、今朝は周りの道が圧雪で凍っていました。わずかに解けたところも氷が張って落ち葉が留まっていました。
今日も子どもたちは防寒靴を履いて、慎重にしっかりとした足取りで登校してきました。

さて、昨日の午後「さばらっ子タイム」で鼓笛の練習に取り組んでいた様子が下の写真です。
新たな編成になり、校歌の練習をしています。1年生もポンポンから鍵盤ハーモニカの演奏です。先生の指導を受けて頑張っていました。そして、6年生からも教えてもらっていました。見ていると6年生の声の掛け方が優しくていねいで、下の子はみんな素直に聞き入れて組んでいます。異年齢交流のすてきな姿を見せてもらって、胸があたたかくなりました。(#^.^#)

今日はこれから気温も少し上がってくる予報です。屋根や樹木の雪が解けた水の滴り雪の雫(ゆきのしずく)がたくさん落ちてくるでしょうか・・・鼓笛のリズムのように軽快だといいのですが(#^^#)

吹越

吹越(ふっこし)
風の強い日に山に降っている雪が里に飛んでくる様子や風に吹かれて舞い散る雪のこと、いわゆる風花(かざはな)のことを、群馬の方言で吹越(ふっこし)と呼ぶそうです。

今朝の佐原地区は、何となく風花より吹越という言葉が合う天気模様です。

樹木の枝に雪がつき、校歌の石碑の頭にも雪がかぶっています。高学年は登校すると進んで雪はきをを手伝ってくれました。さすがです!(^^)!

そして、2時間目が終わると・・・やっぱり!! 大半の児童が防寒具を身に着けて外に飛び出していきました。

真っ白な校庭で雪遊びを楽しみました。今日の雪はさらさらして固まらないのですが、雪玉をつくって投げたり、雪ダルマをつくったりしています。雪の中の追いかけっこも楽しそう・・・( ^)o(^ )

先生も一緒になって遊んで、子供たちも笑顔になって遊びまわる様子を見ていると、思わず目尻も下がります( *´艸`)

 

団子さし

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元旦を中心とした正月に対して15日を中心とした正月が小正月。地域によりますが、昔はこの小正月に餅をついたそうです。その餅で飾ったのが団子さし(だんごさし)。あざやかに色を付けて枝に飾ると、まるで花が咲いたように美しく感じられます。

ちいさい子たちが喜びながら飾る様子を見ていると、とても可愛らしく思わず頬が緩みます。

縁起物と子どもたちが一緒だと福が舞い込んでくる思いになりますね( ^^) _U~~

さてさて、保健室前の掲示板にも「健康おみくじ」が飾られました。おみくじをひいてその番号をめくると、健康に過ごすための言葉があります。おおっ~、さっそく「大大吉」を引いたようです。!(^^)!

(._.)どれどれ・・・わたしも引いてみよう!! ・・・・中吉でした。

これからもみんな健康で過ごせますように!!

鏡開き

昨日から給食が始まりました。昨年末は分散していただいていましたが、みんな元気ですので、さっそく全校給食を始めています。今日は、米飯を主食に納豆もありました。

今日は1月11日鏡開き(かがみびらき)の日です。給食のときに、
「鏡開きって知っている?」
と問いかけてみました。そうしたら、3年生の男の子から、
「知ってる。今日は11日だから・・・」
との声が返ってきました。
近年は、ケースに入った飾りのような鏡餅が店舗にたくさんあるので、いまの子どもたちは知らないのでは・・・と思っていたので少し驚きました。

さすが、さばらっ子 !(^^)!

正月の年神様の依り代の鏡餅。年神様がいる松の内が明けた11日に鏡開きをするとのこと。松の内は地方によって違いますし、実はもともと武家社会の行事で徳川三代将軍の家光が4月20日に亡くなったから月命日の20日を避けて11日になった・・・とのようですが (・・)?

実際に鏡開きをしなくても、今日は新学期の3日目、お正月に区切りをつけるのには、ちょうどよい日ですね。

冬曙

冬曙(ふゆあけぼの)

冬至は過ぎましたが、まだお日様が昇る時間は遅く、子供たちの登校前に空が明るむ手前の夜明けを見ることができます。空が夜の色から青い天の色に移っていくのを目にすると一日が始まることを実感しますね。
こんな夜明けを冬曙(ふゆあけぼの)または冬暁(ふゆあかつき)といい、言葉を声にすると、なんとなく凛とした空気が漂ってくる感じがします。

さて、さばらっ子の2日目の様子は・・・
1時間目から教室をまわると、5.6年生は算数科の学習です。6年生の教科書をのぞくと、しあげに取り掛かっていました。これまで学習した総仕上げに入るようです。苦手な内容を克服させたいものです。

3.4年生は国語科。3年生は俳句、4年生は短歌の学習でした。先生の指示で、どちらもまず五・七・五などの形式をたしかめていたようです。字余りや字足らずに、どうしてと疑問を声にする子もいました。複式学級だと短歌と俳句が一緒に学べるので、この後はぜひ学年間の交流もできれば面白いですね。

そして、1.2年生教室を回ると、1年生は国語科?漢字やカタカナの答え合わせをしていました。カタカナの正しい表記を指導されていました。一方、2年生は課題が終わっていたようで、3学期のめあてを掲示できるように仕上げていました。

ゆっくりと、おだやかに、そして着実に第3学期の授業があけてきました・・・( *´艸`)