佐原小学校日誌

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朔風払葉

前週から学校図書の電子化作業が始まっています。そこで、朝の読書時間はどんな様子かな・・と見て回ると、以前と変わりなく静かに本に目をむけてるさばらっ子です。

短い時間でも本に浸る子どもは、どこかの世界を巡るような眼をしていて、応援したい気持ちが沸き上がってきますね!(^^)!


先週の25日(土)に県文化センターでビブリオバトル福島県大会がありました。中学生と高校生の代表が、5分間で一冊の本の魅力について熱く語ります。聴く私たちも生徒の語りを通して、その本の世界の入口に導かれました。

イベント型のビブリオバトルではなくても、いつもの教室で子どもたちが書評で遊び楽しむ光景が佐原小でも生まれたらいいなぁ(*´ω`)・・・と思いが巡りました。

さて、今週は小雪の次候「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」から始まりました。朔風(さくふう)とは北風、つまり木枯らしのことです。紅葉の季節が終わり、北風が木の葉を散らす季節。先週末の雪予報は外れたように思えますが、枝に残るわずかな枯れ葉が冬到来を感じさせます。

2学期末まで残り1か月。いい締めくくりに向けて今週も健やかに過ごしてほしいと願っています。(#^.^#)

秋の果

秋の果(あきのはて)

メタセコイアが枯れ色で立ち並んでいますが、公園の街路樹の葉はすっかり落ちて奥までよく見晴らせるようなりました。天気予報では明日は平地でも雪が降るとのこと。今日が秋の果(あきのはて)、秋の季節が終わることを感じる朝でした。でも、学校の北側に虹がかかって、虹蔵不見の時候は?と思いつつも、きれいな光景にうれしくなります。

今日は祝日と週休の合間の登校日。

子どもたちの様子はどうかなと教室を回ると・・午前の3時間目は、どの学年も図画工作科を学習していました。

1.2年生は紙版画。画用紙をハサミで切り抜いて自分が学習している姿をつくろうとしているようです。刷り上げたとき、どんな仕上がりになるか楽しみです(#^.^#)

3.4年生はとびだすカード。紙に切り込みを入れて折り曲げ、立体的なカードをつくろうとしているようです。だれにどんな気持ちを伝えるのでしょうか(・´з`・)

5.6年生は図工室で作成していました。電動糸鋸を使い、一枚の板からつくりだすようです。箱状のモノや卓上のモノなど設計して部品を切り抜いていました。さて、上手に切れるかな(^◇^)

見て回ると、仕上げるものは教室で違っていましたがどの子も素材と材料を形の視点でとらえ、自分のイメージをもってつくりだしていました。

秋の終わりに、仕上げられた作品が校内に並べられる日が待ち遠しく楽しみになりました( ^)o(^ )

虹蔵不見

天気予報のとおり今日も小春日和です。そして今日から七十二候の一つ虹蔵不見(にじかくれてみえず)です。太陽の光が弱まって虹が見えなくなる頃とのこと。

晩秋から冬にかけて虹がかかることはあまりありませんが、まれに雨上がりの暖かい日に虹をみることがあります。でも、その虹は夏の虹のようにくっきりと見えるものではなく、どこか弱々しくすぐに消えてしまいます。陽射しが弱まり空気が乾燥してくることを虹で表した言葉なのでしょうね。4月15日ごろの虹始見(にじはじめてあらわる)と対(つい)になる候というのも面白いですね。

さて、虹が見えなくなる時期になっても、今日のさばらっ子は、七色の虹より煌めいていました。

3校時目に講師を招いたダンス教室がありました。ポップな音楽♬♪にのって踊ります。二人や三人で対になって動きを合わせるのも、とっても楽しそうでした。(#^.^#)

たくさんの笑顔が虹のように見えました(#^.^#)

最後は、講師の踊りに憧れの気持ちも大きくふくらんでいたようです。

ありがとうございました!

 

小春日和

小春日和(こはるびより)

冬の訪れを間近に感じる時期ですが、今日は春を思わせる晴れた日になりました。

小春日和(こはるびより)とは、言葉から春先をイメージしそうですが、本来は11月から12月上旬にかけて現れる日和のことです。週末は雪予報ですので、まさしく今日のような穏やかな天気のことですね。

今朝は、あづま総合公園の巨石公園の池に集まるカルガモも陸に上がり、ちょこちょこと歩いていて、その姿がかわいらしく癒されました。

1校時、1年生が国語科で生きものの説明文を学習していました。教材文に出てたのはカルガモではなくコチドリ。雛を守る親鳥のしぐさが特徴的な鳥です。
見てると、1年生も板書をノートに書く姿がだいぶ様になってきました( ^)o(^ )

4年生は国語科で物語を学習していました。こちらも動物が登場しています。新美南吉の「ごんぎつね」です。この物語の冒頭には、長い雨の後にからりと晴れた日に、ごんが穴を出る場面がありました・・・

さて、休み時間は、さばらっ子も外に駆け出す小春日和と思っていましたが・・・( ゚Д゚) 校庭が昨日までの雨でぬれてゆるく、体育館であそぶ休み時間になりました。

ドッジボールをしたりサッカーをしたりと楽しそうです(*^-^*)

明日は今日よりも気温が上がる天気予報です。寒い冬がやってくる前の心地よさを味わいたいですね ^^) _旦~~

 

乳白色

乳白色とは、乳のような不透明な白色。白半透明・・・と調べると解説に出てきます。今朝は、乳白色のような薔薇を探しましたが見つかりませんでした(*_*; 近いもので( *´艸`)

さて、本校から歩いて5分ほどのところに牧場があります。Cafeも併設してあり週末は来訪者でにぎわっています。
今日は、1.2年生がその牧場を見学させていただきました。

牛は何をたべているのですか?
牛はメスとオスどちらが大きいですか?
牛は何さいまで生きますか?
一日にどのくらい牛乳をだしますか?
牛は走るとはやいですか?
・・・・・
子どもたちはあらかじめメモにしてきた質問だけでなく、その場でふと疑問に思ったことも問いかけていました。

そして、たくさんの質問に一つ一つていねいにこたえていただきました。(ありがとうございました。))^o^(

給食には牛乳が出ます。いつも同じですが、今日はちょっと違う心持ちで味わっていたようです。

何気にいつも身の回りにあるものは、実はたくさんの人の手がかけられて自分の手元に届く。
そんなつながりは、学校で「教える、学ぶ」という関係より、携わる人と「伝える、応える」という関係のほうが、強く実感するかもしれませんね。

秋薔薇

昨日とは一転して、周囲が白く覆われる雨の朝を迎えました。しっかりと降る雨で子どもたちも傘をさして登校してきましたが、少し濡れて学校に入ってくるほどです。

こんな天気だと気持ちも重くなりがちですが、さばらっ子は、ふだんと変わらずに活動していました。このふだんと同じように学習に向き合えるというのは、とてもすばらしいことと思います。

今日はいつもより暗い校舎内ですが、見回ると何気にキレイと感じた場所がありました。ひとつは水槽。子どもたちが通りかかると目を向ける水槽です。明りに照らされた魚がキラキラとしていました。

もうひとつは、2Fの図書コーナー。色とりどりの背表紙がきちんと並んでいてキレイです。ここに子どもたちの姿があると、一段といい眺めになると思いました。来週から電子化作業が入り当面使えないのが少し残念だからこそ感じた景観かもしれません。

同じように秋薔薇(あきばら)も見ごろの終わりを感じるようになりました。冬がやってくると見られなくなるのが残念です。しかし、今朝の冷たい雨に打たれてもまだ凛と咲いていました。

冷たい雨にも動じないような、この強い美しさが秋薔薇の魅力かもしれませんね。

来週もさばらっ子がみんな、またいつものように学校に来ますように('ω')ノ

いさら波

佐原地区は標高が市内よりも高いので、あまり霧がかかることはないですが、今朝は、東の市内の方から波のように霧がかかってきました。そして、時間が経ち太陽が高くなるとその霧も晴れて、おだやかで青い空が澄み渡って広がりました。

今朝のような霧が漂うような光景を小さな波にたとえて「細小波(いさらなみ)」と、昔の日本人は表したようです。

「いさらなみ晴れにけらしな高砂の 尾の上の空に澄める月かげ」源師俊(みなもとのもろとし)

細かく小さいと書いて(いさら)。「少しの」という意味を添える接続語です。

そんな・・・「細かく小さいこと、少しの・・」と思いながら、2校時の1.2年生の教室に入ると、2年生は九九を学習していました。7の段まで進んだようです。

「ししち・・」「しちしち・・」
4と7を声に出して表すと「し」「しち」、ひとこと「ち」が付くだけで九九の数が全く変わってきます。
子どもたちは、先生と一緒に何度も繰り返し声に出して学習していました。

一方、1年生は、たしかめのプリントに取り組んでいました。

どんな問題かな(^0_0^)とのぞくと
□ 8
□ 2

「は」「と」「で」のひとことで、数の分解なのか合成か答えが全く違います。言葉に気を付けて、間違いに気付いたら正しく直していました。

学びも細かく小さい波のように、子どもたちの頭に漂い、そして、いつか「わかった!」と晴れるのかな。
・・・と( *´艸`) 自分の頭の中にも、いさら波がやってきたようでした。

 

風霜高潔

風霜高潔(ふうそうこうけつ)

風が空高く吹き渡り、霜が白く清らかに降りると、清く澄み切った美しい秋の景色を表した言葉で、まさに今朝の様子にぴったりと思いました。
足元を見ると、落ち葉の周りを白い霜がふち取り、上を見上げると、澄んだ青空がありました。

そして、今日の佐原小学校は森林環境学習を兼ねた全校遠足です。子どもたちにとってステキな一日になりそうで、とてもうれしくなりました。
出発前の3.4年生の教室に行くと、リックの中身を確かめ合っていました。

「お弁当もたのしみだね・・・」と声をかけると

「お母さんに、サンドウイッチ、作ってもらいましたー。」
と、笑顔いっぱいで弾む声が返ってきました。

玄関前で簡単な出発式をして、バスに乗り込む子どもたちはみんな楽しそうです。

いってらっしゃ~い!( ^^) _U~~

冬隣

先週は、まだ緑かかっていましたが、今朝は全部の葉がすっかり茶色に色づいていたメタセコイアです。冬隣(ふゆどなり)という季節の言葉がぴったり合うようになってきました。

さて、寒くなったので昨日から全校給食の場所を変えました。

子供たちは場所が変わっても戸惑うことなく楽しそうに食べていていました。今週は「朝食を食べよう週間」もすすめていますので、しっかり食べて健康で過ごすことを意識してほしいと思いました。

寒くなっても食欲の(あき)は去らないでくださね・・・( *´艸`)

さて、今日はALTの英語の学習がある日。
6年生の授業を見てると、ここにも食べ物が出てきました。形容詞をつけてどんな食べ物(・・?と表現することを考えているようです。

食べ物と英語でつながりで、ふとあるキャッチコピー思い出して・・・

「ビジネス英語と普通の英語は、カニとカニカマくらい違う。」

フォーマルな場で使われるビジネス英語と日常生活の場で使われるふだんの英語の違いのようですが・・・
カニは英語で"crab" カニカマは"crab stick"
たしかに違うものですが・・(・・?なんで?(・・?

今日の給食は、カニもカニカマもありませんが、とてもおいしそうです。!(^^)!

 

行く秋

今朝は朽葉色が広がる並木道がありました。イチョウの葉が土へと還るようです。

寒くなった週明けの月曜日、1校時の教室はどうかな・・($・・)/~~~と教室をまわると、
どの教室も落ち着いた雰囲気で授業が進んでいました。

複式学級ですから、担任が学年を渡るとき子どもたちは自分たちで学習を進めています。1年生も新しい漢字を学習するときは、順繰りとミニ先生が黒板の前に出てきて、空書きや指書きで書き順を確かめ合っています。
3年生もこれから手紙の書き方を学習する準備をしていました。

6年生はプレゼンテーションに取り組むようです。書き上げた原稿の内容が伝わるように、端末のアプリを活用してしました。シートをつくる操作も慣れてきたようです。

吾妻の山も白くなり、秋も終わろうとしていますね(*'ω'*) 行く秋でしょうか・・・