佐原小学校日誌

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霧の籬

霧の籬(きりのまがき)

吾妻小富士の山並みが霧を纏(まと)う早朝になりました。

霧が垣根のように立ち込めている様子を古の日本人は「霧の籬(きりのまがき)」とたとえています。
季節は違いますが、歌に詠まれています。
煙立つ賤が庵が薄霧の籬に咲ける夕顔の花 藤原家隆
藤原家隆なら、今朝の佐原の光景を、どう詠むでしょうね・・・( ..)φ

でも、霧が立ち込めるときは、お日様が昇ると心地よい晴れ間をもたらすもの・・・

今日は児童集会が開かれました。6年生が全校生で楽しめるようにと話し合い、自ら企画と運営に取り組んだ集会です。一つは校内に隠されたクイズを探して解いていくゲーム。もう一つは王様ドッジボールです。

縦割り班になって、クイズを見つけたらその回答を考えていました。中には、先生たちもすぐに答えられないものもありました。

体育館で答えが発表されます。7問すべて正解するグループもありました。賞品もあって、正当順にもらうことができました。

景品は企画した児童が用意したもの。でも受け取った小さい子もうれしそう( ^ω^)・・・微笑ましい

そして、いよいよみんな楽しみにしていた王様ドッジボール!!

これもまた、とても楽しく遊ぶことができました。

 そして、そのあとは・・・

煙も立ちませんが、霧の籬に隠したように、予告なしの避難訓練を実施しました。\(◎o◎)/!

でも、全員、避難開始の放送のあと、整然と素早く避難することができました。

 

朔風払葉

前週から学校図書の電子化作業が始まっています。そこで、朝の読書時間はどんな様子かな・・と見て回ると、以前と変わりなく静かに本に目をむけてるさばらっ子です。

短い時間でも本に浸る子どもは、どこかの世界を巡るような眼をしていて、応援したい気持ちが沸き上がってきますね!(^^)!


先週の25日(土)に県文化センターでビブリオバトル福島県大会がありました。中学生と高校生の代表が、5分間で一冊の本の魅力について熱く語ります。聴く私たちも生徒の語りを通して、その本の世界の入口に導かれました。

イベント型のビブリオバトルではなくても、いつもの教室で子どもたちが書評で遊び楽しむ光景が佐原小でも生まれたらいいなぁ(*´ω`)・・・と思いが巡りました。

さて、今週は小雪の次候「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」から始まりました。朔風(さくふう)とは北風、つまり木枯らしのことです。紅葉の季節が終わり、北風が木の葉を散らす季節。先週末の雪予報は外れたように思えますが、枝に残るわずかな枯れ葉が冬到来を感じさせます。

2学期末まで残り1か月。いい締めくくりに向けて今週も健やかに過ごしてほしいと願っています。(#^.^#)

秋の果

秋の果(あきのはて)

メタセコイアが枯れ色で立ち並んでいますが、公園の街路樹の葉はすっかり落ちて奥までよく見晴らせるようなりました。天気予報では明日は平地でも雪が降るとのこと。今日が秋の果(あきのはて)、秋の季節が終わることを感じる朝でした。でも、学校の北側に虹がかかって、虹蔵不見の時候は?と思いつつも、きれいな光景にうれしくなります。

今日は祝日と週休の合間の登校日。

子どもたちの様子はどうかなと教室を回ると・・午前の3時間目は、どの学年も図画工作科を学習していました。

1.2年生は紙版画。画用紙をハサミで切り抜いて自分が学習している姿をつくろうとしているようです。刷り上げたとき、どんな仕上がりになるか楽しみです(#^.^#)

3.4年生はとびだすカード。紙に切り込みを入れて折り曲げ、立体的なカードをつくろうとしているようです。だれにどんな気持ちを伝えるのでしょうか(・´з`・)

5.6年生は図工室で作成していました。電動糸鋸を使い、一枚の板からつくりだすようです。箱状のモノや卓上のモノなど設計して部品を切り抜いていました。さて、上手に切れるかな(^◇^)

見て回ると、仕上げるものは教室で違っていましたがどの子も素材と材料を形の視点でとらえ、自分のイメージをもってつくりだしていました。

秋の終わりに、仕上げられた作品が校内に並べられる日が待ち遠しく楽しみになりました( ^)o(^ )

虹蔵不見

天気予報のとおり今日も小春日和です。そして今日から七十二候の一つ虹蔵不見(にじかくれてみえず)です。太陽の光が弱まって虹が見えなくなる頃とのこと。

晩秋から冬にかけて虹がかかることはあまりありませんが、まれに雨上がりの暖かい日に虹をみることがあります。でも、その虹は夏の虹のようにくっきりと見えるものではなく、どこか弱々しくすぐに消えてしまいます。陽射しが弱まり空気が乾燥してくることを虹で表した言葉なのでしょうね。4月15日ごろの虹始見(にじはじめてあらわる)と対(つい)になる候というのも面白いですね。

さて、虹が見えなくなる時期になっても、今日のさばらっ子は、七色の虹より煌めいていました。

3校時目に講師を招いたダンス教室がありました。ポップな音楽♬♪にのって踊ります。二人や三人で対になって動きを合わせるのも、とっても楽しそうでした。(#^.^#)

たくさんの笑顔が虹のように見えました(#^.^#)

最後は、講師の踊りに憧れの気持ちも大きくふくらんでいたようです。

ありがとうございました!

 

小春日和

小春日和(こはるびより)

冬の訪れを間近に感じる時期ですが、今日は春を思わせる晴れた日になりました。

小春日和(こはるびより)とは、言葉から春先をイメージしそうですが、本来は11月から12月上旬にかけて現れる日和のことです。週末は雪予報ですので、まさしく今日のような穏やかな天気のことですね。

今朝は、あづま総合公園の巨石公園の池に集まるカルガモも陸に上がり、ちょこちょこと歩いていて、その姿がかわいらしく癒されました。

1校時、1年生が国語科で生きものの説明文を学習していました。教材文に出てたのはカルガモではなくコチドリ。雛を守る親鳥のしぐさが特徴的な鳥です。
見てると、1年生も板書をノートに書く姿がだいぶ様になってきました( ^)o(^ )

4年生は国語科で物語を学習していました。こちらも動物が登場しています。新美南吉の「ごんぎつね」です。この物語の冒頭には、長い雨の後にからりと晴れた日に、ごんが穴を出る場面がありました・・・

さて、休み時間は、さばらっ子も外に駆け出す小春日和と思っていましたが・・・( ゚Д゚) 校庭が昨日までの雨でぬれてゆるく、体育館であそぶ休み時間になりました。

ドッジボールをしたりサッカーをしたりと楽しそうです(*^-^*)

明日は今日よりも気温が上がる天気予報です。寒い冬がやってくる前の心地よさを味わいたいですね ^^) _旦~~